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鏡に映して

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薔薇

薔薇










薔薇の小枝に手を取られ

指先に棘が突き刺さる

朱色の珠は汝が想い

くちびる染めて吸う人の

髪が愛おしく触れてみる


薔薇の小枝が行く手を阻む

棘の痛さよ想いの重さ



藍の波

平成三十年九月七日
  1. 2018/09/07(金) 14:40:00|
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薔薇の美容師

薔薇の美容師








月替わりの朝も

薔薇の水やりと

先端の小さな蕾をピンチ

憎いからするんじゃないよ

夏バテの君を元気にするため

大きな秋薔薇咲かせて欲しいから

そろそろ剪定もしましょう

僕はしんまい薔薇の美容師 






藍の波

平成三十年九月朔日
  1. 2018/09/01(土) 10:57:11|
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夏は夏で

夏は夏で










八月最後の日も暑かった

行く夏に未練などあるはなく

其処は一抹の寂しさを以て見送る

このまま来年以降 夏が来なかったら

北国の永い冬は如何しましょう

桜が咲き若葉が緑色にかわり

夏の訪問を待っている虚しさ

稲穂の揺れる様や

月の光りを招く芒

秋の清々しい風の通る道

みんなみんなこの夏あればこそ

永遠の時を巡りくる季節

ゆえあってこの地に生まれ

この地のほかに棲むところは無し




藍の波

平成三十年八月三十一日
  1. 2018/08/31(金) 21:14:22|
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蓼科は今も

蓼科は今も









辿り切れない友を訪ねる

八島湿原を抜け

蓼科山の道すがら

君たち二人は僕らを置いて

はるか向こうまで行って仕舞った

友と山を語ることは出来ない


僕は君の初めての山歩きを気遣っていた

稜線の空は何処までも蒼い

路傍の草に腰を下ろして君は呟いた

ああ 碧い蒼空だわ

わたしの故郷の空と同じ色

あの薄紫に霞むところ

ねえ あのあたりが阿蘇

僕はどんな顔でどう応えたのか

今となっては思い出せない

ただ あの蓼科の澄んだ空を思い出す

夜の星の多さに息を飲んでいたことも







藍の波

平成三十年八月二十九日
  1. 2018/08/29(水) 19:11:14|
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残影

残影










振り返ることが多くなった

考えるともなく振り返っている

あのときの匂いが戻る筈もなく

大切なものを探すように

失った時間を埋め戻すように

あなたの好きな言葉

好きなものに囲まれているあなた

跡形もなく大雨は流そうとするけど

他人はしたり顔で言うけれど

前のみを歩いて行けと


僕は僕の中の僕を棄てはしない

僕は僕の中の僕に言う

あと少しの時間だから

好きなようにする 僕にかまうな

それが人生の帰結ならそれも可と



藍の波

平成三十年八月十七日
  1. 2018/08/17(金) 23:19:41|
  2. | コメント:0
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