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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

春待ち月  #994

    春待ち月  #994
 




   春待ち月が揺れている

   梢行く風が突き刺さる


   春待ち月は吊り灯籠

   雪の城跡けやき道


   春待ち月が肥えるのは

   想い温め孕むとき


   春待ち月を笠にして

   尋ねる歴史の残る街


   春待ち月が揺れている

   静寂小舟の舳先月


                 阜可 忠

  1. 2011/02/16(水) 05:33:41|
  2. 出逢いの時
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花   #993

   花  #993






  花が来る

  南の蒼空からやってくる

  くもの糸の熱気球


  一つ落して二つ花

  二つ落して四つ花

  花のくさりで繋いで歩く


  春が来る

  熱い想いの雪の街

  芽を吹く土の音がする

                 阜可 忠

  1. 2011/02/15(火) 09:50:32|
  2. 出逢いの時
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     朝




    手探りの朝

    戸惑いの朝

    傷つける朝

    望まない朝

    闇に戻る朝

    雪の積もる朝

    手探りの朝

                   阜可 忠

  1. 2011/02/15(火) 07:32:09|
  2. 出逢いの時
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くもの糸   #992

くもの糸 #992





  くもの糸が流れる

  蒼空を立ち登る

  狼煙のように手探りで


  季節逢わずのくもの糸

  旅する人に届かない

  烟のように消えていく


  あれはどの季節

  露を繋いで陽を透かす

  燦めいた首飾り


  くもの糸が流れる

  旅する人に届かない

  風のように消えていく

                   阜可 忠

  1. 2011/02/15(火) 07:21:16|
  2. 出逢いの時
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一   #991

    一  #991





  紛れもなく一を刻む

  森を抜ける曲がり道

  もうすぐ訪れる永遠

  冬の夕陽の穏やかさ

  髪飾りゆれて走り去る
   

  紛れもない一を刻む

  Xに代入するもの

  解いてみる曲線

  詩にあて嵌めて一つ

  愉しき時の移ろい

              阜可 忠

  1. 2011/02/14(月) 04:45:30|
  2. 出逢いの時
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