FC2ブログ

鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

描きかけの絵

描きかけの絵




 
 
息を吹きかけると時間が舞い上がる
 
片隅に放置されたままの下塗り
 
筆使いは微かに当時を残している
 
少しずつ浮かんでくる輪郭
 
おかれた絵色はどちらともなく
 
悦びと悲しみが混じりあっている
 
 
この絵を仕上げるか
 
放置して朽ちるか
 
人知れず葬りさるか
 
記憶をたどるに色は血の様に鮮やか
 
幼稚な筆の跡が痛々しいくらい
 
時の流れに滲みてくる
 
 
仕上げて欲しい 描きかけの絵は訴える
 
今の色を捉えて埋めて行けばよいと
 
最後に一点 白をおいて
 
旅に果てる者の輝点とすればよいと




 
 
阜可 忠

平成二十八年十月十一日
スポンサーサイト
  1. 2016/10/11(火) 08:40:22|
  2. 壺中の天
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<秋の日 | ホーム | 雨上がり>>

コメント

No title

こんばんは~描きかけも、それはそれで、ひとつの完成であるようにも思います♪
  1. 2016/10/11(火) 17:55:00 |
  2. URL |
  3. tomo♪ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

こんばんは。

幾つかの「詩の欠片」を抱えているからか、私は、「絵」を「詩」に置き換えて読んでしまいます。
断章や書きかけの詩が、仕上げを主張してくるように感じることもあれば、仕上げたものが、違う、この形ではないと、破棄を訴えてくるのを感じることもあります。

絵と描いた者のせめぎ合い。
過去と現在の交差。

絵の訴えは、hukaさまご自身の投影のように思われてなりません。
  1. 2016/10/11(火) 18:19:00 |
  2. URL |
  3. つかさ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> tomo♪様。

こんばんは。

コメントありがとうございます。

かきかけの絵はあくまでもあくまでも未完。
完成には程遠く、満足いくものではありません。
命のある限り完成を目指して描きつづけます。
  1. 2016/10/11(火) 20:04:00 |
  2. URL |
  3. huka tadashi #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

> つかさ様。

こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうですね。
絵だけではなく何にでも置き換える事が出来ますね。
もともと未完のまま終わるのかもしれません。
しかし、少しでも完成に近づけたいと思っています。
  1. 2016/10/11(火) 20:09:00 |
  2. URL |
  3. huka tadashi #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://aiyori91059.blog.fc2.com/tb.php/2613-c223b3f1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)