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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

廃屋

廃屋









深いやぶをラッセルして前に進む

茅葺の屋根を行くような

足元に大地はなく空中を歩く

途中で同行した渓流釣り二人と

荒れ果てた廃屋に辿りついて

疲れ切った体を根太に横たえる

羽目板も床板も剥がされた骨の上

破れた屋根から夜空が落ちてくる

諦めた登頂に代わる廃屋の夜の想い出

あれは山の精霊の潜むところ

若かった私が星々の中に溶けた廃屋







ashinoyukito
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  1. 2016/11/02(水) 21:11:35|
  2. | コメント:0
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