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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

流木

流木




哀しみに打ちひしがれるとき

いつも僕は此処に来て

流木に腰を下して海を見る

何処から流れて来たのか

流れついたこの砂浜に

半身を横たえ埋もれながら

何かを僕に語りかけてくれる


辛くて崩れそうになるとき

いつも僕は此処に来て

砂浜に寝転んで蒼空を見る

何処から流れて来たのか

流木に腰かける放浪歌人が

煙草の煙にこころをのせる

きらめく海に僕は溶けて行く



阜可 忠

平成三十一年四月三十日
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  1. 2019/04/30(火) 09:02:45|
  2. | コメント:2

永遠

永遠






美しいものは切ない

その人は波の行方に問う


いっときだけ輝いて

いのち咲かせるときあれば

由とする人のいとなみ

永遠に続けと願うとも

至福の出逢いは

むらさきの影に墜ちてゆく

墜ちてゆくから美しい

枯れていくから美しい

美しいものは切ない

時の流れのほんの一瞬と思えば






阜可 忠

平成三十一年四月二十九日
  1. 2019/04/29(月) 15:04:10|
  2. | コメント:2

君は

君は




君は波

風に揺られて遥か

はるか彼方からここまで

君は波

小さな胸を揺らして

知らない海を渡ってきた

砂浜に白い波頭の 君は

蒼空にいる人に知らせている

ここまで来ましたよと 君は







阜可 忠

平成三十一年四月二十七日
  1. 2019/04/27(土) 00:16:04|
  2. | コメント:2

花の音

花の音





霧雨の残る朝は

薔薇のやわ葉しとどに濡れて

恨めしげに項垂れている

細枝にふれて君は

葉を滑る滴を摘まんでいる

まだ固い蕾にふれて君は

耳を澄まして花の音を聴いている

黄薔薇 白薔薇 朱薔薇 この庭の





阜可 忠

平成三十一年四月二十六日
  1. 2019/04/26(金) 23:58:29|
  2. | コメント:0





知らせて来る人もなく

知らせるべき人もなく

ただ波にあそびきて

ただ波に埋もれていく


季節は春から次へ急ぐ

昨日の様な今は無く

意味を問うなと君は言う




阜可 忠

平成三十一年四月二十三日
  1. 2019/04/23(火) 02:51:25|
  2. | コメント:4

朧に

朧に


桜の賑わいも冷たい雨に散り

花びらの足跡の江戸小紋

歩道にはなびらを織り込む

気は急いていながら花見もせず

今年の春も過ぎていく

脳裏にうつる花の記憶は

朧にみゆる夜桜の灯り




阜可 忠

平成三十一年四月十日
  1. 2019/04/10(水) 23:17:37|
  2. | コメント:0

朧に

朧に
 
 
桜の賑わいも冷たい雨に散り
 
花びらの足跡の江戸小紋
 
歩道に織り込んで想いを残す
 
気は急いていながら花見もせず
 
今年の春も過ぎていく
 
脳裏にうつる花の記憶は
 
朧にみゆる夜桜の灯り


 
 
阜可 忠

平成三十一年四月十日
  1. 2019/04/10(水) 23:16:22|
  2. 登美日抄
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  4. | コメント:3

小文

小文


この小文を記録として読むか

この小文をエッセーとして読むか


この小文を詩として読むか

行間に秘められた心は幾ばくか

なお描き切れない葛藤の日々

なによりも赤い血の流れるからだに

もがき苦しんだあの恋の脈動の記憶

その事実だけが時を経て なお今も

生き生きとよみがえり胸を痛くする


忘れるために酒も飲んだ

幾つかの恋もしたし

幾つかの別れに哭いた事もある

それも

あの恋に比べれば傷は深くない


僕はしたたかなおとなになって

ひたむきなあの恋に胸を痛くしている






ブロ友さんの小文をお読みして。

阜可 忠

平成三十一年四月十日
  1. 2019/04/10(水) 22:53:16|
  2. | コメント:0

小文

小文


 
 
この小文を記録として読むか
 
この小文をエッセーとして読むか
 
 
この小文を詩として読むか
 
行間に秘められた心は幾ばくか
 
なお描き切れない葛藤の日々
 
なによりも赤い血の流れるからだに
 
もがき苦しんだあの恋の脈動の記憶
 
その事実だけが時を経て なお今も
 
生き生きとよみがえり胸を痛くする
 
 
忘れるために酒も飲んだ
 
幾つかの恋もしたし
 
幾つかの別れに哭いた事もある
 
それも
 
あの恋に比べれば傷は深くない
 
 
僕はしたたかなおとなになって
 
ひたむきなあの恋に胸を痛くしている
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成三十一年四月十日
 
  1. 2019/04/10(水) 22:18:57|
  2. 登美日抄
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  4. | コメント:8

花香り

花香り


桜が咲いても君は来ない

あの日 書きとめた約束を

月日が過ぎて忘れたか

今さら咲いて欲しいと言えないが

命果てるまでに咲に来い

二度と抱けない花香り


桜散り舞う不忍の水面に

浮かべて君に届けと名前書く

今さら届いてくれとは言えないが

月日が過ぎても朽ちもせず

命果てるまでながされる

二人で乗れない桜舟


さくら散れ散れ時空を超えて

何もなかった昔に戻れ

月日を全て消し去って

今さら戻れるわけではないが

想いの糸を切りに行く

二度と抱けない花香り














阜可 忠

平成三十一年四月七日
  1. 2019/04/07(日) 09:01:21|
  2. | コメント:2

花香り

花香り



 
 
桜が咲いても君は来ない
 
あの日 書きとめた約束を
 
月日が過ぎて忘れたか
 
今さら咲いて欲しいと言えないが
 
命果てるまでに咲に来い
 
二度と抱けない花香り
 
 
桜散り舞う不忍の水面に
 
浮かべて君に届けと名前書く
 
今さら届いてくれとは言えないが
 
月日が過ぎても朽ちもせず
 
命果てるまでながされる
 
二人で乗れない桜舟
 
 
さくら散れ散れ時空を超えて
 
何もなかった昔に戻れ
 
月日を全て消し去って
 
今さら戻れるわけではないが
 
想いの糸を切りに行く
 
二度と抱けない花香り
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成三十一年四月七日
 
 
 
  1. 2019/04/07(日) 08:59:57|
  2. 登美日抄
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