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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。






 
 
何が哀しくってこの青空
 
どこまでも歩いて行けそうだ
 
そうだ君の所を訪ねてみよう
 
秩父の山が紫にけむる君の新居
 
何日もかけて歩いて行こう
 
なーに 驚くほどの道のりじゃない
 
哀しい空だって燃えてきて
 
焔なお熱くたちのぼれば






阜可 忠

 
平成二十九年四月二十八日
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  1. 2017/04/28(金) 19:57:21|
  2. 壺中の天
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来歩消

来歩消



 
 
人それぞれに来て
 
人それぞれに歩み
 
人それぞれに消える
 
惜しむまいひかれまい
 
愛憎に明け暮れた日々
 
酔い潰れて果てるも
 
人それぞれの行方に



 
 
阜可 忠

平成二十九年四月二十七日
  1. 2017/04/27(木) 21:40:27|
  2. 壺中の天
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花が散り去り
 
饗宴はため息のように消えた
 
 
さくら若葉の風の忙しく
 
諳んじる詩も切れ切れに
 
あやふやな想い出を繋げていく
 
 
花の記憶そこここに

どれもみな人生の旬と思えば
 
葉を滑るひかりを辿る
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十九年四月二十四日
 
 
 
 
  1. 2017/04/24(月) 23:15:32|
  2. 壺中の天
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あなたの風に

あなたの風に


 
 
風になれたら春の風
 
優しい温もりを運びます
 
あなたを知ったあの日まで
 
時間を手繰って訪ね行く
 
あの日のあなたの涙雲
 
息を吹きかけ晴らします
 
風になれたらあなたの風に
 
愛しさこめてなりまする



阜可 忠
 
平成二十九年四月二十二日
  1. 2017/04/22(土) 21:53:27|
  2. 壺中の天
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風の色

風の色


 
 
風はなに色かしら
 
天行く風は蒼穹の色
 
雪解け水は山葵色
 
あなただけの春の色
 
はな行く風はなに色かしら
 
花の数だけいろつけて
 
わたしの心を染めに来る
 
 
阜可 忠

平成二十九年四月二十一日
  1. 2017/04/21(金) 02:26:39|
  2. 壺中の天
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春の嵐

春の嵐



 
 
さくら行くも
 
去る人のある事も
 
過去を過去とするも
 
時の移ろいのなせる業
 
引き留められないこのひととき
 
何の無理もなく時は刻まれる
 
新しい季節の予感は春の嵐
 
薔薇のとんがり蕾が膨らんで
 
触れれば仄かに温かい
 
今を今として
 
ときをまつ蕾の愛おしく
 
来る人があれば旧い想い
 
過去を今に置き換える
 
ときの移ろいあれば
 
いつの間にか微笑む時が
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十九年四月十八日
 
  1. 2017/04/18(火) 20:02:28|
  2. 壺中の天
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花哀愁

花哀愁


 
 
華やかな咲き姿に
 
哀愁が見え隠れして
 
老いるわが身に迫りくる
 
見事にこのはなの散りよう
 
季節に抗わず時を知り
 
呼吸するようにたんたんと
 
いのちの哀愁ここに極まる



 
 
阜可 忠

平成二十九年四月十六日
  1. 2017/04/16(日) 23:13:14|
  2. 壺中の天
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御礼

御礼申し上げます。

本ブログも八年目に入りました。

開設は2009年の4月14日。
以来、皆様の一方ならぬご支援を賜り今日に至りました。
感謝の一言では言い表せないほどありがたく思っています。

満7年が過ぎ、今更ながら月日のたつ速さを実感しております。
文字だけのきわめて無愛想なブログですが、
これからもずーっと皆様の応援を宜しくお願いいたします。

あわせて皆々様のご多幸を祈りしてお礼の言葉とさせていただきます。

今までありがとうございました。
今後もなお一層、詩作に精進したいと思っています。
宜しくお願いいたします。
  1. 2017/04/14(金) 21:12:11|
  2. 壺中の天
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日曜大工

日曜大工




 
 
春の訪れは
 
薔薇の幼葉の開く音
 
恐るおそる辺りを確かめる様に
 
春の訪れは密かに色を付け
 
あと数日で四月も半ば過ぎ
 
日曜大工の手をやすめ
 
薔薇の葉を診て歩く
 
アブラムシがまるまる肥えている
 
しゃりしゃりと音がする
 
あれもこれも あれもこれも春
 
心地よい風の誘惑
 
コーヒータイムを何度も取って
 
日曜大工は一向に進まない
 
ふと思い出す娘の誕生日
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十九年四月十四日
 
  1. 2017/04/14(金) 00:15:59|
  2. 壺中の天
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捉えたい
 
色も匂いも
 
通り過ぎる風の全てを
 
何処から来て何処へ行くのか
 
価値を越えて余りある君に
 
陳腐な言葉でしか向かえない
 
 
捉えたい
 
姿かたちの無いお前の少しでも
 
こころの中におさめたい
 
問う事に応えもせず君は
 
何処から来て何処へ行くのか
 
何処から来て何処へ行くのか
 
見送る僕を覚えているか
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十九年四月十三日
  1. 2017/04/13(木) 22:36:04|
  2. 壺中の天
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いや待て

いや待て



 
 
知りたくもないこと 知りたい事
 
何処も此処も同じ顔ぶれで
 
収拾のつかないほどごちゃまぜ
 
緩んだ脳には刺激的すぎて眠くなる
 
選択するのも馬鹿馬鹿しい
 
 
いや待て 眠ってはいけない
 
世の中 きな臭い匂いがしてきたぞ




 
 hukatadashi

平成二十九年四月十二日
  1. 2017/04/12(水) 00:33:22|
  2. 壺中の天
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さくらさん

さくらさん



 
 
白い桜
 
紅い桜
 
寄り添って咲いている
 
ボート池の散歩道に
 
想うがままに咲いている
 
白いさくらにはあめが似合う
 
紅いさくらには青空が似合う
 
匂い風が振り返り囁いた
 
ありがとう さくらさん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十九年四月九日
 
 
 
  1. 2017/04/10(月) 07:31:02|
  2. 壺中の天
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さくら雨

さくら雨




 
 
やっと咲いたのにさくら雨
 
別れを惜しむ時は与えられずに
 
唯 かおり幽かに沁みてくる
 
ながれに身を任すそれもよし
 
ひととき咲ければよしとする
 
心の奥まで染める花なれば
 
明日の分まで惚れてやる



 
 
阜可 忠

平成二十九年四月八日
  1. 2017/04/08(土) 23:53:22|
  2. 壺中の天
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想い出の武蔵野

想い出の武蔵野



 
 
武蔵野は春に始まる
 
雑木林の径が何処に続くのか
 
梢のてっぺんの野鳥に訪ねてみる
 
 
芽吹きのコーラスを聴きながら
 
雑木の中に歩みをいれると
 
蝶や蜜蜂たちの声が聞こえてくる
 
春の公演がもうすぐ幕を開ける
 
風が背景を描いている
 
空に雲を流したり
 
さくらに彩をさしている
 
 
花たちは踊りの練習
 
雑木林はオーケストラ
 
欅の若木はバスの練習
 
各々が春をチューニング
 
さあこれから春舞台の始まり



 
 
阜可 忠
 
平成二十九年四月八日
  1. 2017/04/08(土) 02:25:03|
  2. 壺中の天
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春のお嬢さん

春のお嬢さん




 
 
桜色ブラウスに着替えて
 
そらいろスカートつけて
 
薄く紅さした唇に
 
春のお嬢さん お花は如何
 
お花は全部あなたのもの
 
ハミングしながら蝶々のように
 
春の陽射しにお花のワルツ
 
お花のソファーで羽やすめ
 
うとうとするのもいいでしょう
 
春のお嬢さん お花は如何
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十九年四月四日
  1. 2017/04/04(火) 08:08:14|
  2. 壺中の天
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君は

君は





 
 
君は君の所作で春に溶けてくる
 
僕は薄ら目を開けて君を見ている
 
君は君のやりかたで現れて
 
春がすみの向こうに消えていく
 
君の様で君でないまぼろし
 
触れようとすれば一枚の花びら
 
天から舞い降りて告げるやさしさ



 
 
阜可 忠

平成二十九年四月三日
  1. 2017/04/03(月) 01:20:55|
  2. 登美日抄
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春かたり

春かたり

 
君の訪れる春の宵に
 
不忍の池の桜は今を盛り
 
骨董市のあかりが花にともる
 
過ぎ去った時間もゆれている
 
水面に届かぬ指のもどかしさ
 
語り切れない 掬いきれない
 
想いはながれる春の宵に



 hukatadashi

平成二十九年四月二日
  1. 2017/04/02(日) 23:02:20|
  2. 登美日抄
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もこもこ

もこもこ




 
 
もこもこ梟の子供達
 
誰もいなくなって寂しいよ
 
家の近くの枝に乗り
 
もこもこ梟の子供達
 
瞬きしないで人を待つ
 
 
巣立ちの便りは僕に無く
 
もこもこ梟の大きな目玉
 
魂のそこを覗きこむ 
 
とうに季節を忘れかけ
 
もこもこ梟に歳を訊く
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十九年四月朔日
 
 
 
 
  1. 2017/04/01(土) 11:21:26|
  2. 壺中の天
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