鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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はらり

はらり









騙されたわけではない

騙したわけではない

会話の隅々にこころ散りばめて

ひがな千鳥ヶ淵に舟を浮かべた


騙し騙されたわけではない

女神が嫉妬して背を向けただけ

ちょっとした気まぐれ風に

はらりはらはら水面のわくらば













芦野往人

平成二十八年八月十四日
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  1. 2016/08/14(日) 21:49:18|
  2. | コメント:2











触れてごらん

わたしの命のあかし


絶望と希望の合間を絶え間なく

宇宙年を繋いできた営み

君に触れた時のときめき

離れて生きてきた哀しみ

何もかもが此処から始まる

やがて訪れる終焉の時

脈を与えてくれたお礼を

脈の冷静さに恨み言を


ねえ 触れてごらん

山を突きぬくようなような

深い海に墜ちていくような







芦野往人

平成二十八年八月十三日
  1. 2016/08/13(土) 00:57:18|
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逢えるかな誰かに

馬が合う奴と逢えれば良いなあ

旧い友人は一人さり ふたり二人逝き

新しい出会いは難しい

互いに尊敬できるような奴が来ないかな

偉そうなことは云える柄では無いけど

人品卑しからぬ奴がいい

とても無理なら今のままでよい

気を使わずのんびり独りでいればいい









芦野往人

平成二十八年八月十一日
  1. 2016/08/11(木) 21:03:38|
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ほろ酔い気分

ほろ酔い気分










人並みにオギャと生まれて

全て人の世話になってきた

一人では何も出来ないくせに

いっぱしの説教をしたりする

他人の事じゃない自分の事だ


長崎の焼酎を飲みながらふと考えた

呆れかえるほど愚かな自分について

深刻ぶったりしているくせに

なんとなくふわふわしている

旨い焼酎が効いてくる

酒を呑むなどめったにない 本当に

酒は微積分と同じくらい苦手だ

なのにだんだん気持ち良くなる酔い心地

証明問題が解けるように快い


氷をカリリと噛みながらふと考えた

何を書こうとしていたのだろうか

今夜はつまらない駄文をやめて

雲の向こうに月を見る

見える筈のない月を見る

たまにはこんな夜もいいもんだ






芦野往人

平成二十八年八月十日
  1. 2016/08/10(水) 09:20:06|
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暑い日

暑い日










今年も暑い日が来た

あの日と同じような

今年も暑い日が来た

生き延びた老人が呟く


老いも若きも

母も赤子も

寺社も教会も

どこに消えてしまったの


あの忌まわしい爆弾

あの日あの場所でなければ

君も僕も あなたも私も

誰も此処にiいることはない


繰り返そうとする愚行

指導者と言われる悪魔たち

互いの血を啜って生きればよい

私の命で贖う心情などはいらない




芦野往人

平成二十八年八月七日
  1. 2016/08/07(日) 20:42:03|
  2. | コメント:0

極意

極意










誰も約束した訳ではない

誰も保証されたわけではない

今日を過ぎれば明日が来ると

時間が過ぎれば全て解決すると

空々しく吹き抜ける風のまやかし

約束できる事など何もない

他愛無い過去を積み重ねて

それでも価値があるとするなら

馬耳東風 楽天的肯定

それが唯一の生きのびる極意










芦野往人

平成二十八年八月五日
  1. 2016/08/05(金) 12:20:20|
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にやり

にやり









夜を透かして見えてくる

得体の知れないものが見えてくる

わたしは視線を打ち付ける

相手は鋭い目を離さない

心の奥まで覗くように


人品を推し量るように見つめあう

お互いに大したものでは無さそうだ

わたしは思わずにやりとした

相手もにやりとしてから

音もなく夜に溶けて消えて行った











芦野往人

平成二十八年八月四日
  1. 2016/08/04(木) 02:56:12|
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花火

花火










都会の切り取られた小さな空

ひるひる ひるひる 上がる

ドカーン ドドド ドカーン

ひるひる ドカーン ひるひる

ドカーン 弾けて川面に墜ちる

ドカーン ちりちり ゆらゆら

放浪の画伯が空に貼り付ける

千代紙をさいて貼り付ける

ひるひる ドカーン ちりちり

ひるひる どどどかーん どどどど









芦野往人

平成二十八年八月二日
  1. 2016/08/02(火) 23:43:44|
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孤峰の月

孤峰の月









月に指立てて知るのは

あなたへのみちのり

屈折するひかりの路

銀箔を張りつめた夜

辿りつけない哀しさ


月に指立てて推しはかる

あなたへの距離の長さ

悔しさを胸の奥に秘めて

言葉を並べ変えてみる

高きに登るを夢にして


月に指立てて知るのは

あなたの深さ気高さ

孤峰に舞い降りるつばさ

膝間づいて掬って抱く

勇気とほこりと優しさ





芦野往人

平成二十八年八月朔日
  1. 2016/08/01(月) 09:57:32|
  2. | コメント:0
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