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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

ひかり紡いで

ひかり紡いで





 
 
雨上がり春のひかり
 
細絹の糸を弾いて
 
澄んだ音を奏でる
 
空を蒼くして君のところに

 
地の呻きをなだめ
 
怯えるこころに寄り添う

ひかり紡いで
 
ハープの奏であなたに
 






阜可 忠

 
平成二十八年四月三十日
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  1. 2016/04/30(土) 14:51:03|
  2. 登美日抄
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崩壊

崩壊









大地に深く根を張る強さ

信じて築いてきたもの

雲に架けた山間の橋

脆くも崩壊する

命を委ねる暗黙の了解

仮説が真説となればこそ

雲に架けた山間の橋

山肌を新たにして崩壊する

哀しみを重ねて雲に届くか







芦野往人

平成二十八年四月三十日
  1. 2016/04/30(土) 10:31:17|
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歌わないのは堕ちるのが怖いから
 
シャンソンも裕次郎も聴かない
 
哀しみが夜を塗りつぶさせないために
 
 
交響曲を頭いっぱいに広げて
 
妄想を追い出してから
 
やっと眠りにつく



 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十八日
  1. 2016/04/28(木) 21:32:45|
  2. 壺中の天
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この雨が上がったら眼医者に行こう
 
鬱として昔に戻す眼を取り換えに
 
ついでに脳もすっからカンにする
 
少しだけ新しくしてみる
 
旧い脳は搔きだして
 
ぼうとした儘の春を貼り付ける
 
 
どうやら雨は・・・・・止んだか




 
阜可 忠

平成二十八年四月二十八日
  1. 2016/04/28(木) 09:00:30|
  2. 壺中の天
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明眸の季節

明眸の季節







 
 
晩春の冷たい雨が降る
 
君に似ている紫蘭の咲き様
 
雨に滲みて項垂れている
 
墨色の空に彩をおとして
 
雨滴ひとつ染めて零れくる
 
幾多の季節の移ろいにたえ
 
洗われる明眸の季節くる
 
偲ぶ者を君は知る筈はなし





阜可 忠
 
平成二十八年四月二十八日
  1. 2016/04/28(木) 08:35:32|
  2. 登美日抄
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笑えるように

笑えるように



 
 
やっと三年たったねえ
 
あなたの死を受け入れる事にしました
 
娘のお墓にお花を手向け母は報告する
 
泣いてばかりいた三年間でした

 
才能を感じる娘の油絵を胸に抱いて
 
大好きな絵を再開するという 
 
少しは笑えるようになれるでしょうか
 
手紙の結びにそう書いてある
 
笑えますよ きっと
 
心から笑うなどできる筈はないのに
 
返事の末尾にそう記して封をした
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十八日
  1. 2016/04/28(木) 00:24:05|
  2. 壺中の天
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新生

新生









新生の時は来たり

感性豊かにあろうとする

何を感じどう表現するか

時と時の狭間でのた打ち回る

新生の時は来たり

などと気張ることは無い

自然体などとおざなりは言わない

苦楽拮抗してこそ生まれるもの

産む苦しみあれば得られるもの

自己満足と言われようとも良い

自己表現の高みに登ろうとする

新生の時は来たり

未完のまま果てるともそれも良い

八年の時に繋ぎ足を踏み入れる

ケルンにまた一つ小石を乗せる



芦野往人

平成二十八年四月二十七日
  1. 2016/04/27(水) 21:37:49|
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憂鬱の源

憂鬱の時         (記録として)





 
 
友人の弟が死んだ
 
行方知れずの兄に代わり
 
寝たきりの老母を世話していた
 
何度も私に電話をしてきた
 
兄の行方が解ったかと
 
知る筈がないと言うと電話が切れた
 
あの時から悩んでいたのか
 
君に向かい合わなかった事が突き刺さる
 
友人の弟は恨んでいたであろう私を
 
憂鬱な一日がのしかかる
 
明日は線香を手向けに行こう
 
今となっては何もできない
 
君に詫びながら 合唱
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十六日
  1. 2016/04/26(火) 21:11:40|
  2. 日記
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ゆらひら

ゆらひら






 
 
 
 
ゆびをそっとひらけば
 
春のひかりを結んで
 
蝶がいちまい飛んで行く
 
ひらゆらひらゆら
 
散る花に紛れずに
 
ひらはらひらはら
 
ゆれながら陽炎の中に
 
ゆらひらゆらひら
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十六日
 
 
 
 
 
  1. 2016/04/26(火) 20:05:23|
  2. 登美日抄
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霧雨糸

霧雨糸








霧雨に薔薇の赤芽がすらり

あちらのひかりにひかれ

こちらの声に惹かれ

小さな弧を描いたり

豊かにイメージをなぞる

霧雨糸を操るのはどなた

通り過ぎて行った幼い少女

帽子の下の髪をひからせて




ashinoyukito


平成二十八年四月二十六日
  1. 2016/04/26(火) 11:37:20|
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時系列

時系列










記憶を手繰り寄せれば

深い想いばかり寄ってきて

断片のみ不規則に並ぶ

収拾のつかない時系列

見え隠れする絶望の時

克服の方法が見つからないまま

時系列の先端に僕はぶら下がる






芦野往人

平成二十八年四月二十六日
  1. 2016/04/26(火) 11:35:01|
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春迷

春迷






 
 
気が晴れない何をしても
 
こんなにも弱かったのか
 
寂しくて人恋しくて
 
このまま何もかも打ち捨てて
 
自分の存在を消し去って
 
永久に戻らない旅に出たい
 
人恋しい儘にうらぶれる
 
屍はみすぼらしく白くなる
 
寂しくて人恋しくて
 
こんなにもだらしがなかったか
 
屍を砕いて波に漂う勇気もない
 
寂しくて人恋しくて
 
きっと春の迷いに相違なく
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十六日
 
 
  1. 2016/04/26(火) 11:29:42|
  2. 登美日抄
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春音

春音






 
 
窓の空がぼんやり映る
 
申しわけ程度に朝のひかり
 
外に出れば紛れもない蒼空
 
歯痛も頭痛もなりを潜めて
 
不愉快な耳鳴りが消えてゆく
 
 
やはり春なんだなあ
 
小蜂がクローン宜しく飛び回る
 
朝の挨拶に忙しい
 
大きなお口のチューリップ
 
薔薇の蕾のあたたかさ
 
 
土虫たちの声がする
 
目覚めたばかりのみみずやら
 
トンネルをほる音がする
 
やはり春なんだなあ
 
歯痛と頭痛にグッドバイ


 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十五日
  1. 2016/04/25(月) 08:42:49|
  2. 壺中の天
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大それた心

大それた心









読まれることのない詩集

ページをめくれば湿った音がする

本箱の隅で息絶え絶えの呻き

窒息して死生の淵をさまよう

埃を祓い息を吹きかける

生き生きとよみがえる年月

君は知る 屍の白さに

大それた心の在ることを




芦野往人

平成二十八年四月二十四日
  1. 2016/04/24(日) 20:15:17|
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改札口

改札口










人を篩にかける

蛍光灯が身を乗り出して

無遠慮に心を試している

機械的に人を分けていく

想いの軽重は量らないから

誰もが黙ったまま受け入れる

誰もが黙ったまま受け入れる





芦野往人

平成二十八年四月二十四日
  1. 2016/04/24(日) 09:58:06|
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哀青  記録として

哀青 
      記録として



心の置き場所がない

文字の置く所がない

向き合えば何も書けず

花の色は空しく零れる

空は嘘っぽく青すぎる

地震の報道に胸が痛くて

こころが定まらない

慰めの言葉は上辺を滑り

励ましの言葉は白々しい

書けないまま十日あまり

被災の空は哀しみで青いか

心の置き場所を探して

文字の置く所を探して

遠く離れた蒼空を抱きしめる





芦野往人

平成二十八年四月二十四日
  1. 2016/04/24(日) 00:13:37|
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哀青  記録として

哀青  記録として




 
 
 
心の置き場所がない
 
文字の置く所がない
 
向き合えば何も書けず
 
花の色は空しく零れる
 
空は嘘っぽく青すぎる
 
地震の報道に胸が痛くて
 
こころが定まらない
 
慰めの言葉は上辺を滑り
 
励ましの言葉は白々しい
 
書けないまま十日あまり
 
被災の空は哀しみで青いか
 
心の置き場所を探して
 
文字の置く所を探して
 
遠く離れた蒼空を抱きしめる
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十四日
 
  1. 2016/04/24(日) 00:08:16|
  2. 壺中の天
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約束

約束









桜の花は北の国に渡り去り

我が家の柿の木の若葉開くころ

君は長崎に帰って行く

再会の約束は年を取り過ぎて

さよならも言わず聞かず

地下鉄の改札口で手を挙げた

大人同士の別れのきまり

逢う機会が来るかどうか解らない

それで良い それで良い

出来ない約束はしない


長いエスカレータに乗り外にでる

ぼくは雲の無い蒼穹に飛び込んだ







芦野往人

平成二十八年四月二十二日
  1. 2016/04/22(金) 21:40:16|
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崩壊

崩壊






 
 
大地に深く根を張る強さ
 
信じて築いてきたもの
 
雲に架けた山間の橋
 
脆くも崩壊する
 
命を委ねる暗黙の了解
 
仮説が真説となればこそ
 
雲に架けた山間の橋
 
山肌を新たにして崩壊する
 
哀しみを重ねて雲に届くか
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十二日
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2016/04/22(金) 20:42:30|
  2. 壺中の天
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春奏

春奏





 
 
穏やかなひかりは朝の恵み
 
薔薇の小さな蕾に声をかけて歩く
 
若葉にかすめる光が艶めいている
 
こんな贅沢なひととき
 
被災した人に済まない気がする
 
私の大好きな君のふるさと
 
熊本はどうなっているだろうか
 
上通り下通りの名をきくと
 
青春の短い映像が蘇る
 
いる筈のない君が歩いている
 
 
故郷の無い僕の大切な街
 
熊本の街よ壊れていくな
 
フルート奏者の君よ白いドレスで
 
あさのひかりを弾いておくれ
 
薔薇の蕾を揺らしておくれ
 
咲いたら熊本の空に浮かべよう



 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月二十日
  1. 2016/04/20(水) 08:55:08|
  2. 壺中の天
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春奏

春奏











穏やかなひかりは朝の恵み

薔薇の小さな蕾に声をかけて歩く

若葉にかすめる光が艶めいている

こんな贅沢なひととき

被災した人に済まない気がする

私の大好きな君のふるさと

熊本はどうなっているだろうか

上通り下通りのの名をきくと

青春の短い映像が蘇る

いる筈のない君が歩いている


故郷の無い僕の大切な街

熊本の街よ壊れていくな

フルート奏者の君よ白いドレスで

あさのひかりを弾いておくれ

薔薇の蕾を揺らしておくれ

咲いたら熊本の空に浮かべよう






芦野往人

平成二十八年四月二十日
  1. 2016/04/20(水) 08:50:26|
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祈り   熊本地震に畏怖する者

祈り   熊本地震に畏怖する者










地の熱に枕して

退屈な闇を蹴飛ばした

地鳴りして地はすべる

怒号を上げて走り回る者

術を持たず逃げまどう者を

恐れの闇につきおとす

途方もなく大きな拳

畏怖する者の祈りを聞き届けよ

鎮まってほしいと祈る心を




熊本地震発生
四月十四日午後九時二十六分


芦野往人

平成二十八年四月十九日
  1. 2016/04/19(火) 02:48:01|
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タンゴを踊る人

タンゴを踊る人



 
 
スーッと時間を止める

踊り終わると笑みを浮かべ

パートナーの手を取り
 
ゆっくりと一礼をする
 
 
タンゴを踊る人の静かな躍動
 
黒い背筋をピンとはり
 
重厚にタンゴは迫りくる
 
空間を凝縮させて移動する
 
漆黒の煌めきに酔う




阜可 忠 
 
平成二十八年四月十九日
  1. 2016/04/19(火) 02:38:20|
  2. 壺中の天
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花の夢

花の夢




 
 
花の頃でした
 
待ちくたびれて夢を見ていた

 
散る花の行方をおいかけて
 
何処まで行っても君はいない
 
時間はとうに過ぎている
 
すれ違う電車に君を見るような
 
はなびらを透けてくるひかり
 
「行かないでくれ」
 
散りかかる花に埋もれていく 
 
 
まぶたを花びらがたたく
 
眼を覚まして下さい
 
ふきかける君のはなびら
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月十八日
 
 
  1. 2016/04/18(月) 00:05:20|
  2. 壺中の天
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祈り   熊本地震に畏怖する者

祈り   熊本地震に畏怖する者
 
 
地の熱に枕して
 
退屈な闇を蹴飛ばした
 
地鳴りして地はすべる
 
怒号を上げて走り回る者
 
術を持たず逃げまどう者を
 
恐れの闇につきおとす
 
途方もなく大きな拳
 
畏怖する者の祈りを聞き届けよ
 
鎮まってほしいと祈る心を
 
 
 
 
熊本地震発生
四月十四日 午後九時二十六分
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年四月十七日
 
 
 
 
  1. 2016/04/17(日) 16:32:58|
  2. 壺中の天
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新生

新生




 
 
新生の時は来たり
 
感性豊かにあろうとする
 
何を感じどう表現するか
 
時と時の狭間でのた打ち回る
 
新生の時は来たり
 
などと気張ることは無い
 
自然体などとおざなりは言わない
 
苦楽拮抗してこそ生まれるもの
 
産む苦しみあれば得られるもの
 
自己満足と言われようとも良い
 
自己表現の高みに登ろうとする
 
新生の時は来たり
 
未完のまま果てるともそれも良い
 
八年の時に繋ぎ足を踏み入れる
 
ケルンにまた一つ小石を乗せる 
 
 


御礼

ブログ誕生日は2009年4月14日。
満7歳になり更に一年を重ねることになりました。
皆様に育てていただきました事に心から御礼申し上げます。
新しく「壺中の天」の書庫を設け書きつづけたいと思っています。
相変わらず文字だけのブログですが、
引き続き暖かいご支援を賜りたく、
宜しくお願い申し上げます。


阜可 忠
 
平成二十八年四月十五日
 
  1. 2016/04/15(金) 09:12:06|
  2. 壺中の天
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:14

お見舞い申し上げます。

今夜9:26熊本県の地震発生報道に接し、
心からお見舞い申し上げます。

報道によれば余震が多く発生しているとのことですが、
お怪我等されないようお祈りいたします。
これ以上被害が大きくならないように祈念しております。


阜可 忠

平成28年4月14日
  1. 2016/04/14(木) 23:30:13|
  2. | コメント:0

お見舞い申し上げます。

今夜9時26分
熊本県の地震報道に接し、
被災された皆様にお見舞い申し上げます。

報道によれば余震が続いているとのことですが、
くれぐれもお怪我等無い様に注意していただきたいと思います。
これ以上被害の出ないことを祈念しております。


  1. 2016/04/14(木) 23:15:59|
  2. 日記
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ひかり跡

ひかり跡









東京湾を春嵐ゆく

ふっきれぬ花を散らす

今朝の波の穏やかさ

燦めくばかり花のふね

哀しみながす沖の波

来年には戻ると言い置いて

消して尾を曳くひかり跡







芦野往人

平成二十八年四月十四日
  1. 2016/04/14(木) 19:39:13|
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マラソン

マラソン




 
 
見物人は帰宅して
 
場内の熱気が抜けた頃
 
四月十四日はまだ暗いうちから
 
冷えた空気を吸い込んで走り出す
 
折からの雨が冷静に背中を押す
 
近く遠く目指す所ぼんやりと
 
見えては消える花の苑
 
いざ いざと心して





阜可 忠
 
平成二十八年四月十四日
  1. 2016/04/14(木) 10:15:07|
  2. 紡ぐ時
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