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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

先端

先端



 
 
昔描いたロケット
 
尖がり屋根のおうちの様で
 
のんびり天を指している
 
 
最近のロケット
 
先端が丸くなっている
 
核弾頭やらを隠す為
 
ほら 尖ってないよ
 
子供の目を欺いてドカーン
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月三十一日
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  1. 2016/01/31(日) 23:36:22|
  2. 紡ぐ時
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舞台

舞台






 
 
焦点をひとつに集め
 
舞台の真ん中で君は舞う
 
指先しなやかに君は舞う
 
慟哭の河を行く木の葉のように
 
激しくもまれ淵にとまる
 
舞台の真ん中に胸を伏せ
 
ひかりの花びらを纏い
 
孵化を待つ蝶のように
 
時を得て君の舞は始まる
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月三十一日
 
 
 
 
 
 
 
  1. 2016/01/31(日) 22:29:24|
  2. 紡ぐ時
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一月の雪

一月の雪









今はどうしていると聞かれたら

普通にしていると言ってから

穏やかに暮らしていると応える


同じことを僕は聞かない

白い帽子の花飾りで

あれからのあなたが解るから


重なることのない時間が

二人を絶望的に分けても

それが人生だと解っているから


軽く会釈して交差点を渡る

そんなありもし無い話を

少しだけ信じてみる


何もかも人のなせる業

言いそびれた言葉を零して

一月の雪に埋める波立つ心




芦野往人

平成二十八年一月三十日
  1. 2016/01/30(土) 18:49:42|
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一月の雪

一月の雪



 
 
今はどうしていると聞かれたら
 
普通にしていると言ってから
 
穏やかに暮らしていると応える
 
 
同じことを僕は聞かない
 
白い帽子の花飾りで
 
あれからのあなたが解るから
 
 
重なることのない時間が
 
二人を絶望的に分けても
 
それが人生だと解っているから
 
 
軽く会釈して交差点を渡る
 
そんなありもし無い話を
 
少しだけ信じてみる
 
 
何もかも人のなせる業
 
言いそびれた言葉を零して
 
一月の雪に埋める波立つ心


 
 
阜可 忠

平成二十八年一月三十日
  1. 2016/01/30(土) 18:46:50|
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夕陽

夕陽









地平線を丸めて峠を越える

水平線が妖しく光って見える

からりからり滑車の音がして

夕陽がゆっくりと降りていく

此処まで来れば逢えるかと

ずんずん歩いてきたのに

夕陽は何処の朝日になるのだろう






芦野往人

平成二十八年一月二十五日
  1. 2016/01/25(月) 20:38:37|
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夕陽

夕陽





 
 
地平線を丸めて峠を越える
 
水平線が妖しく光って見える
 
からりからり滑車の音がして
 
夕陽がゆっくりと降りていく
 
此処まで来れば逢えるかと
 
ずんずん歩いてきたのに
 
夕陽は何処の朝日になるのだろう



 
 
阜可 忠

平成二十八年一月二十五日
  1. 2016/01/25(月) 20:35:43|
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ざわつく心に

ざわつく心に









多分あれは薄い雪雲

朧気に透ける満月

滲む月明かりぼうとして

こころのざわつき

四季の音を高くして

心の深い所に落している






芦野往人

平成二十八年一月二十五日
  1. 2016/01/25(月) 02:31:28|
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ざわつく心に

ざわつく心に




 
 
多分あれは薄い雪雲
 
朧に透ける満月
 
滲む月明かりぼうとして
 
こころのざわつき
 
四季の音を高くして
 
心の深い所に落している
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月二十三日
  1. 2016/01/23(土) 20:39:19|
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夢ぼかし

夢ぼかし









数時間の浅い眠りから覚めて

彷徨い歩く脳裏の夢ぼかし

あれも聞こうこれも聞こう

あれも言おうこれも言おう

自分を小分けにして語るしかなく

時は瞬く間に過ぎていく

あれもこれもひと時の夢

手繰れぬ言葉の端々に

朧気に見えてくるもの

二者択一の戻れない夢

湿原のお花畑にこころ抱かれる

ただ君に触れて言葉すくなく






芦野往人

平成二十八年一月二十三日
  1. 2016/01/23(土) 09:26:39|
  2. | コメント:0

器用不器用

器用不器用










器用に生きられなくて

器用に生きてこれなくて

言葉にするほどの曇りなく

演技だと言う表情に濁りは無い

いや、演技ではなく

純粋であるだけであろう

肩の力が抜けて自分を生きている

優しさを不器用と誰が言えるのか

僕は小器用な生き方を恥じた






芦野往人

平成二十八年一月二十二日
  1. 2016/01/22(金) 03:54:49|
  2. | コメント:0

夢ぼかし

夢ぼかし




 
 
数時間の浅い眠りから覚めて
 
彷徨い歩く脳裏の夢ぼかし
 
あれも聞こうこれも聞こう
 
あれも言おうこれも言おう
 
自分を小分けにして語るしかなく
 
時は瞬く間に過ぎていく
 
あれもこれもひと時の夢
 
手繰れぬ言葉の端々に
 
朧に見えてくるもの
 
二者択一の見果てぬ夢
 
湿原のお花畑にこころ抱かれ
 
ただ君に触れて言葉すくなく
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月二十二日
  1. 2016/01/22(金) 03:51:04|
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器用不器用

器用不器用





 
 
器用に生きられなくて
 
器用に生きてこれなくて

演技だと言う表情に濁りは無い 
 
言葉にするほどの曇りなく 

いや、演技ではなく
 
純粋であるだけであろう
 
肩の力が抜けて自分を生きている
 
優しさを不器用とは言えない
 
僕は自分の生き方を振り返った
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月十九日
  1. 2016/01/19(火) 22:09:43|
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想い出

想い出









百の想い出のある者は

数年を生きる

二つの想い出を刻む者は

三十年を生きる

一つの想い出を抱く者は

百年を生きる



芦野往人

平成二十八年一月十八日
  1. 2016/01/18(月) 11:19:40|
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想い出

想い出




 
 
百の想い出のある者は
 
数年を生きる
 
二つの想い出を刻む者は
 
三十年を生きる
 
一つの想い出を抱く者は
 
百年を生きる
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月十八日
  1. 2016/01/18(月) 11:11:14|
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メロンパン

メロンパン









満月を見ながら食べる

さくっと音がして

君の小さな白い歯

メロンが入ってないと怒る


そういわれれば前にもあった

たぬき蕎麦を迷わず頼んで

たぬきが入っていないと怒った

娘は今 一児の母である





芦野往人

平成二十八年一月十七日
  1. 2016/01/17(日) 21:54:23|
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こんな夜に訪れる人も無く

凝固する空気と孤独と

蛍光灯の寒々として

笑おうとすればひび割れる

珈琲の香りに心掬われるひととき

過ぎていった時間に心をやる

ふりかえりふりかえりして

無言で立ち去った旧い友人

こんな夜に訪れる訳も無く

手紙の返事を待つ夜

冷めた珈琲が時を教える






芦野往人

平成二十八年一月十五日
  1. 2016/01/15(金) 20:39:28|
  2. | コメント:2

メロンパン

メロンパン



 
 
満月を見ながら食べる
 
さくっと音がして
 
君の小さな白い歯
 
メロンが入ってないと怒る
 
 
そういわれれば娘にもあった
 
たぬき蕎麦を迷わず頼んで
 
たぬきが入っていないと泣いた

娘は今 一児の母である





阜可 忠
 
 
平成二十八年一月十五日
  1. 2016/01/15(金) 20:35:38|
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半覚醒

半覚醒











自分の声で目が覚めた

恐るおそる目を開けると

現実なのか夢の中なのか

隙間から辺りを見るようで

限られた視界に空間がゆがむ

夢の中で夢を見て夢に墜ちる

潜在意識と幻のせめぎ合い

不安定な半覚醒に彷徨う








芦野往人

平成二十八年一月七日
  1. 2016/01/14(木) 21:23:10|
  2. | コメント:0




 
 
こんな夜に訪れる人も無く
 
凝固する空気と孤独と
 
蛍光灯の寒々として
 
笑おうとすればひび割れる
 
珈琲の香りに心掬われるひととき
 
過ぎていった時間に心をやる
 
ふりかえりふりかえりして
 
無言で立ち去った旧い友人
 
こんな夜に訪れる訳も無く
 
手紙の返事を待つ夜
 
冷めた珈琲が時を教える
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月十四日
  1. 2016/01/14(木) 21:21:44|
  2. 紡ぐ時
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運がいいとか悪いとか

心への戒めのことば

浮かれることなく感謝し

落ち込むことなく責める事無く

運がいいとか悪いとか

宇宙の塵がごときもの

比較する愚かさを知れ

幻の野に遊ぶ風を感じて










芦野往人

平成二十八年一月十三日
  1. 2016/01/13(水) 10:53:21|
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運がいいとか悪いとか
 
心への戒めのことば
 
浮かれることなく感謝し
 
落ち込むことなく責める事無く
 
運がいいとか悪いとか
 
宇宙の塵がごときもの
 
比較する愚かさを知れ
 
幻の野に遊ぶ風を感じて
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月十三日
  1. 2016/01/13(水) 10:51:06|
  2. 紡ぐ時
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  4. | コメント:0

どんど焼き

どんど焼き









どんど焼きの火がおちて

子供たちが帰るころ

そらの火の粉を掬う妖精たち

すっかり日はおちて

辺りに夜が降りる頃

星の明かりを滑りくる

火の粉ランタン吊り下げて

ふらりゆらり ふらりゆらり

妖精たちが降りてくる

燃え残りのどんど焼き

火の粉の妖精が降りてくる

小さな炎がちらちらら

小さな影も踊りだす

今宵は妖精達の正月新年会

賑やかに優雅に踊る夜

子どもが夢の中に遊ぶまで



芦野往人

平成二十八年一月十一日
  1. 2016/01/12(火) 08:30:22|
  2. | コメント:0

どんど焼き

どんど焼き




 
 
どんど焼きの火がおちて
 
子供たちが帰るころ
 
そらの火の粉を掬う妖精たち
 
辺りに夜が降りる頃
 
星の明かりを滑りくる
 
火の粉ランタン吊り下げて
 
ふらりゆらり ふらりゆらり
 
妖精たちが降りてくる
 
燃え残りのどんど焼き
 
火の粉の妖精が降りてくる
 
小さな炎がちらちらら
 
小さな影も踊りだす
 
今宵は妖精達の正月新年会
 
賑やかに優雅に踊る夜
 
子どもが深い眠りに堕ちるまで
 
 


ブロ友様の” どんど焼き”をお読みして。
私はどんど焼きをみた事がありません。
随分昔、伊豆の友人の近くの田んぼの中に、
たけや正月飾りを積み重ねたものをみた事があります。
あれが どんど焼きの準備だったんですね。
年だけ取っていて、お恥ずかしい。


 
阜可 忠
 
平成二十八年一月十一日
  1. 2016/01/11(月) 21:28:53|
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冬鳥の声

冬鳥の声









冬鳥の声が哭き渡る

薄い氷におちた鉛空

鈍く響き渡る冬の陽に

凍りつく虎落笛

戻らない何もかも

瞬きする間の出来事は

忘れた季節に嵌めこまれ

溶けだすことも出来ずに

年明けを告げる冬鳥の声









芦野往人

平成二十八年一月十一日
  1. 2016/01/11(月) 18:45:10|
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冬鳥の声

冬鳥の声



 
 
冬鳥の声が哭き渡る
 
薄い氷におちた鉛空
 
鈍く響き渡る冬の陽に
 
凍りつく虎落笛
 
戻らない何もかも
 
瞬きする間の出来事は
 
忘れた季節に嵌めこまれ
 
溶けだすことも出来ずに
 
年明けを告げる冬鳥の声
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月十一日
  1. 2016/01/11(月) 18:42:12|
  2. 紡ぐ時
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雪くるま

雪くるま










どなたが乗って來るのかしら

白い裾野に轍が消える

雪の合間の月明かり

雪くるまの主の吐息の跡か

白い闇に想いがはしる


どなたのもとへ行くのかしら

僅かひと夜の逢瀬に向かう

路の先が埋もれる前に

小雪はらひら舞う前に

記憶を頼りに雪くるま









芦野往人

平成二十八年一月九日
  1. 2016/01/10(日) 00:04:08|
  2. | コメント:0

雪くるま

雪くるま




 
 
どなたが乗っているのかしら
 
白い裾野に轍が消える
 
雪の合間の月明かり
 
雪くるまの主の吐息の跡か
 
白い闇に想いがはしる
 
 
どなたのもとへ行くのかしら
 
僅かひと夜の逢瀬に向かう
 
路の先が消え去る前に 
 
小雪はらひら舞う前に
 
記憶を頼りに雪くるま
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月九日
  1. 2016/01/09(土) 23:59:52|
  2. 紡ぐ時
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電話をかけても出る気配はない

一月七日午後十一時過ぎ無理もない

同居している弟の気軽さに腹が立つ

独り者の無責任ぶりに腹がたつ


一月七日まだ暗い午前五時過ぎ

ガタビシ音を立てて弟は出かけた


一月八日は弟の誕生日 

弟は夜になって帰宅した

聞けば大阪から京都へ一人旅

土産に少しだけ芝漬け

兄貴 心配かけて申し訳ない

いいんだ 元気なら

腹に納めて 今年の我慢はじめ




芦野往人

平成二十八年一月八日
  1. 2016/01/08(金) 21:47:31|
  2. | コメント:0




 
 
電話をかけても出る気配はない
 
一月七日午後十一時過ぎ無理もない
 
同居している弟の気軽さに腹が立つ
 
独り者の無責任ぶりに腹がたつ
 
 
一月七日まだ暗い午前五時過ぎ
 
ガタビシ音を立てて弟は出かけた
 
 
一月八日は弟の誕生日 
 
弟は夜になって帰宅した
 
聞けば大阪から京都へ一人旅
 
土産に少しだけ芝漬け
 
兄貴 心配かけて申し訳ない
 
いいんだ 元気なら
 
腹に納めて 今年の我慢はじめ


 
 
 
 
阜可 忠
 
平成二十八年一月八日
 
  1. 2016/01/08(金) 21:42:06|
  2. 紡ぐ時
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七草

七草









七草の名前は忘れてしまった

指は思案して立ったまま

次の名前を待っている


薄れていく古からのならい

七草粥は胃の腑に残っていない

食べていたらメタボにもならず

生活習慣病にならずに済んだものを

いやしきは足るを知らない私





芦野往人

平成二十八年一月七日
  1. 2016/01/07(木) 07:00:54|
  2. | コメント:0
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