いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。
抱きしめる
寒さを抱きしめると
心の腫れがひいてくる
求める物が多くなり
いつからか重くなり
夜になると腫れが酷くなる
眠る術を忘れてた長い夜
寒さを抱きしめると
心の腫れがひいてくる
寒さを抱きしめる
うなされて目覚めるたびに
優しく優しく抱きしめる
腫れた心が軽くなる
十一月最後の夜を抱きしめる
芦野往人
平成二十七年十一月三十日
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- 2015/11/30(月) 22:15:10|
- 詩
-
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抱きしめる
寒さを抱きしめると
心の腫れがひいてくる
求める物が多くなり
いつからか重くなり
夜になると腫れが酷くなる
眠る術を忘れてた長い夜
寒さを抱きしめると
心の腫れがひいてくる
寒さを抱きしめる
うなされて目覚めるたびに
優しく優しく抱きしめる
腫れた心が軽くなる
十一月最後の夜を抱きしめる
阜可 忠
平成二十七年十一月三十日
- 2015/11/30(月) 22:11:08|
- 紡ぐ時
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我が友よ
喪中のはがきに君の名前
ショックで胸が痛い
30年以上の君との付き合い
神戸や明石の街に遊んだ夜
海の歌を繊細に豪快に歌う
その君が志半ばで逝って仕舞った
遺言も残さない急逝としり
関西の数少ない友人を悼んでいる
逢わないでいた十余年が悔やまれる
私より若いくせに先に逝った友よ
今は安らかに眠れ
神戸に向かって君の冥福を祈る
今は安らかに眠れと
芦野往人
平成二十七年十一月二十九日
- 2015/11/29(日) 12:10:13|
- 詩
-
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我が友よ
喪中のはがきに君の名前
ショックで胸が痛む
30年以上の君との付き合い
神戸や明石の街に遊んだ夜
演歌を繊細に豪快に歌う
その君が志半ばで逝って仕舞った
遺言も残さない急逝としり
関西の数少ない友人を悼んでいる
逢わないでいた十余年が悔やまれる
私より若いくせに先に逝った友よ
今は安らかに眠れ
神戸に向かって冥福を祈る
今は安らかに眠れと
阜可 忠
平成二十七年十一月二十九日
- 2015/11/29(日) 12:07:00|
- 紡ぐ時
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夜明かり
着物の裾から寒さがのぼる
夜明かり求める心の中を
口笛 風笛 嘆き笛
ひるる ひるると哭き渡る
お前幸せかと探りくる
お前の仕合わせ告げに来る
せめてもの救いと嘯いて
背中に貼り付ける夜明かり
あしのゆきと
平成二十七年11月二十九日
- 2015/11/29(日) 08:02:38|
- 詩
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夜明かり
着物の裾から寒さがのぼる
夜明かり求める心の中を
口笛 風笛 嘆き笛
ひるる ひるると哭き渡る
お前幸せかと探りくる
お前の仕合わせ告げに来る
せめてもの救いと嘯いて
背中に貼り付ける夜明かり
hukatadashi
平成二十七年11月二十九日
- 2015/11/29(日) 08:01:42|
- 紡ぐ時
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雪野
同行者はいない
勝手に出かけたまま帰らない
夜行列車の夜は雪野を走る
雪の金沢
風の東尋坊
張りつめた永平寺の回廊
若い修行僧の声明
独り旅に冬は相応しい
雪をかぶり風にさらし
しみる革靴の情けなく
発作的に街を離れて
車窓の向こうに剥がれる灯り
同行者はいない
若い頃に旅をした記憶のこり
雪野をひた走る今も
芦野往人
平成二十七年十一月二十八日
- 2015/11/28(土) 10:57:27|
- 詩
-
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雪野
同行者はいない
勝手に出かけたまま帰らない
夜行列車の夜は雪野を走る
雪の金沢
風の東尋坊
張りつめた永平寺の回廊
若い修行僧の声明
独り旅に冬は相応しい
雪をかぶり風にさらし
しみる革靴の情けなく
発作的に街を離れて
車窓の向こうに剥がれ行く灯り
同行者はいない
若い頃に旅をした記憶のこり
雪野をひた走る今も
阜可 忠
平成二十七年十一月二十八日
- 2015/11/28(土) 10:56:31|
- 紡ぐ時
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冬にこそ咲け
寒さが増して心が縮む季節
荒ぶる波に乗ってくる雪雲
襟を立てて寒風をやり過ごす
こんな時にこそ咲け
冬にこそ咲け
私の心の中の冬薔薇
指に息を吹きかける少女に
届け色鮮やかな花よ
誇り高く咲け冬薔薇
冬にこそ咲け
冬にこそ咲け
冬にこそ咲け
私の心の中の冬薔薇
雪野に咲きに行け
朽ちるを恐れずに咲け
芦野往人
平成二十七年十一月二十七日
- 2015/11/27(金) 22:00:33|
- 詩
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冬にこそ咲け
寒さが増して心が縮む季節
荒ぶる波に乗ってくる雪雲
襟を立てて寒風をやり過ごす
こんな時にこそ咲け
冬にこそ咲け
私の心の中の冬薔薇
指に息を吹きかける少女に
届け色鮮やかな花よ
誇り高く咲け冬薔薇
冬にこそ咲け
冬にこそ咲け
冬にこそ咲け
私の心の中の冬薔薇
雪野に咲きに行け
朽ちるを恐れず冬に咲け
阜可 忠
平成二十七年十一月二十七日
- 2015/11/27(金) 21:58:02|
- 紡ぐ時
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信州憧憬
雪は降りたか
峰々は既に朝を弾いているか
東京は晴れていても寒い朝
想いは信州路を歩いている
山葵田の透き通ったせせらぎ
雪の頃に行こうか
杏の咲くころに行こうか
想いは信州路の空の下
雪雲が目隠しして
穂高連峰はあのあたり
雪はやんで峰の白ころも
信州路は慎みのむらさき
やわらかに時が流れていく
想像の旅をするわたしに
何処に行くでもなく此処に来る
ashinoyukito
平成二十七年十一月二十六日
- 2015/11/26(木) 11:12:04|
- 詩
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信州憧景
雪は降りたか
峰々は既に朝を弾いているか
東京は晴れていても寒い朝
想いは信州路を歩いている
山葵田の透き通ったせせらぎ
雪の頃に行こうか
杏の咲くころに行こうか
想いは信州路の空の下
雪雲が目隠しして
穂高連峰はあのあたり
雪はやんで峰の白ころも
信州路は慎みのむらさき
やわらかに時が流れていく
想像の旅をするわたしに
何処に行くでもなく此処に来る
阜可 忠
平成二十七年十一月二十六日
- 2015/11/26(木) 11:09:59|
- 紡ぐ時
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アヴェ・マリア
悶々として寝付けない夜
眠るには惜しいこんな夜
見渡せばとうに日を跨ぎ
冷気がじんと触れてくる
寝付けない夜を抜け出して
カッチーニを聴いている
雪のたよりに想いをよせる
糸をひくようなアヴェ・マリア
文字に出来ない振るえるもの
音も無く押し寄せて来る波
眠るには惜しいこんな夜
滲みてくるアヴェ・マリア
芦野往人
平成二十七年十一月二十五日
- 2015/11/25(水) 01:04:06|
- 詩
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アヴェ・マリア
悶々として寝付けない夜
眠るには惜しいこんな夜
見渡せばとうに日を跨ぎ
冷気がじんと触れてくる
寝付けない夜を抜け出して
カッチ-ニを聴いている
雪のたよりに想いをよせる
糸をひくようなアヴェ・マリア
文字に出来ない振るえるもの
音も無く押し寄せて来る波
眠るには惜しいこんな夜
滲みてくるアヴェ・マリア
阜可 忠
平成二十七年十一月二十五日
- 2015/11/25(水) 00:59:17|
- 紡ぐ時
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白薔薇
ふっくらスカートを翻す
風から生まれて雲を曳く
永久の心を繋ぎおく
君に映りし白薔薇の
匂いは満ちる此の胸に
何処へも行くなと花に言う
季節が過ぎても此処にいる
芦野往人
平成二十七年十一月二十四日
- 2015/11/24(火) 10:03:18|
- 詩
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白薔薇
ふっくらスカートを翻す
風から生まれて雲を曳く
永久の心を繋ぎおく
君に映りし白薔薇の
匂いは満ちる此の胸に
何処へも行くなと花に言う
季節が過ぎても此処にいる
阜可 忠
平成二十七年十一月二十四日
- 2015/11/24(火) 10:01:44|
- 紡ぐ時
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自転する闇
刻々と過ぎていく時間
闇に溶けて行くのが耐えがたい
起きだして交響曲を聴くこんな夜は
珈琲の湯気を傍らにくゆらせて
言葉を紡いでみるあれこれと
それから灯りを消して闇を愉しむ
感情のおもむくまま涙を落として
誰にも気取られず魂を抜く
自転する闇からの脱出
ashinoyukito
平成二十七年十一月二十三日
- 2015/11/23(月) 01:56:32|
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自転する闇
刻々と過ぎていく時間
闇に溶けて行くのが耐えがたい
起きだして交響曲を聴くこんな夜は
珈琲の湯気を傍らにくゆらせて
言葉を紡いでみるあれこれと
それから灯りを消して闇を愉しむ
感情のおもむくまま涙を落として
誰にも気取られず魂を抜く
自転する闇からの脱出
阜可 忠
平成二十七年十一月二十三日
- 2015/11/23(月) 01:53:30|
- 紡ぐ時
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執着
雨滴の一つに過ぎない
薔薇の花脈を滑り地にしみる
循環の中の有り触れた情景
抗する事は意味のないこと
執着の連鎖を断ち切る決意
雨滴が映す逆さま姿
誤解と思い込みに過ぎない
実体のない廃墟を迷い歩く
芦野往人
平成二十七年十一月二十二日
- 2015/11/22(日) 00:57:59|
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執着
雨滴の一つに過ぎない
薔薇の花脈を滑り地にしみる
循環の中の有り触れた情景
抗する事は意味のないこと
執着の連鎖を断ち切る決意
雨滴が映す逆さま姿
誤解と思い込みに過ぎない
実体のない廃墟を迷い歩く
阜可 忠
平成二十七年十一月二十二日
- 2015/11/22(日) 00:55:26|
- 紡ぐ時
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雨過の虹
ここに生あればこそ
辛い想いを乗り越えてきた
あなたの心に咲く花あれば
ひととき身を委ね
衣の隅々に花の匂い留めて
訪れる冬は春の支度する
小さな温もりを抱きしめて
雨過の虹に向かって歩もうとする
ashinoyukito
平成二十七年十一月十九日
- 2015/11/19(木) 09:34:40|
- 詩
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雨過の虹
ここに生あればこそ
辛い想いを乗り越えてきた
あなたの心に咲く花あれば
ひととき身を委ね
衣の隅々に花の匂い留めて
訪れる冬は春の支度する
小さな温もりを抱きしめて
雨過の虹に向かって歩もうとする
阜可 忠
平成二十七年十一月十九日
- 2015/11/19(木) 09:33:25|
- 紡ぐ時
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イルミネーション
大きな街を飾りたてる
小さな街の夜を隠す
埋め尽くす無機質なひかり
星座は視界を遠く離れ
思考は雑踏に紛れ
影のようにただ蠢く黒虫
ひたすら与えられ失っていく
大きな街から小さな町まで
いつわりの光あふれ
闇をとさつする哀しさ
ashinoyukito
平成二十七年十一月十八日
- 2015/11/18(水) 09:50:26|
- 詩
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イルミネーション
大きな街を飾りたてる
小さな町の夜を隠す
埋め尽くす無機質なひかり
星座は視界を遠く離れ
思考は雑踏に紛れ
影のようにただ蠢く黒虫
ひたすら与えられ失っていく
大きな街から小さな町まで
いつわりの光あふれ
闇をとさつする哀しさ
阜可 忠
平成二十七年十一月十八日
- 2015/11/18(水) 09:47:35|
- 紡ぐ時
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優曇華の花
庭の薔薇に優曇華の花
細絹に吊り下げられている
クサカゲロウの卵の神秘
このまま冬を越して
春には花ひらくのか
今は儚げに見えてもやがては
薄緑の透き通った翅で
待つ人の基へ飛ぶと言う
阜可 忠
平成二十七年十一月十七日
- 2015/11/17(火) 01:02:16|
- 詩
-
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優曇華の花
庭の薔薇に優曇華の花
細絹に吊り下げられている
クサカゲロウの神秘の卵
このまま冬を越して
春には花ひらくのか
今は儚げに見えてもやがては
薄緑の透き通った翅で
待つ人の基へ行けばいい
阜可 忠
平成二十七年十一月十七日
- 2015/11/17(火) 00:55:43|
- 紡ぐ時
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メトロノーム
人として生まれ
想い合う人と出逢いながら
時の僅かな違いに翻弄される
出逢えた事を可とするか
事故に遭った事とするか
模索する心の愚かさ
メトロノームのように振れる
秋薔薇ひとつ雨の中に
芦野往人
平成二十七年十一月十五日
- 2015/11/15(日) 02:29:45|
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メトロノーム
人の世に生まれ
想い合う人と出逢いながら
時の僅かな違いに翻弄される
重ならない季節ははるか
出逢えた事を可とするか
事故に遭った事とするか
模索する心の愚かさ
メトロノームのように振れる
秋薔薇ひとつ雨の中に
阜可 忠
平成二十七年十一月十五日
- 2015/11/15(日) 02:27:24|
- 紡ぐ時
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寝癖白髪
可笑しくもあり踊る髪をみて
哀しくもあり鏡に映して
跳ね上がる髪を押さえては
小さな指先で摘まんで笑う
髪はあらぬ方向に立ち上がる
可笑しくもあり白髪の狂舞
哀しくもありしみじみと見る
ashinoyukito
平和二十七年十一月十三日
- 2015/11/13(金) 09:54:55|
- 詩
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寝癖白髪
可笑しくもあり踊る髪をみて
哀しくもあり鏡に映して
跳ね上がる髪を押さえては
小さな指先で摘まんで笑う
髪はあらぬ方向に立ち上がる
可笑しくもあり白髪の乱れ舞
哀しくもありしみじみと見る
阜可 忠
平和二十七年十一月十三日
- 2015/11/13(金) 09:52:23|
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