鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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雪の華

雪の華









雪の花が舞い降りる

窓に映る白い影

黒い影を隠していく


雪の茶会に歩み来る人

蛇の目傘の雪はらい

帯に留める雪の華

ふり続け街なかの雪

清浄を敷き詰め終わるまで




芦野往人

平成二十七年一月三十日
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  1. 2015/01/30(金) 09:18:02|
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上野慕情

上野慕情










美術館をぬけて

そぞろに歩く花の頃

甘えて縋る君の重さ感じて

はなたたみをそっと踏みしめる

袖を摘まんで噴水を弾く君

小さな虹が見えるとはしゃいでいる

こころに架けてすぐに消える虹の橋






芦野往人

平成二十七年一月二十九日
  1. 2015/01/29(木) 10:45:56|
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春告舞

春告舞










小さな旗がゆれているよ

南の国から風に乗り

開いたりたたんだり

薄い絹のハンカチ

春が来るよと告げて舞う

すみえのはなに色をおく






ashinoyukito

平成二十七年一月二十七日

  1. 2015/01/27(火) 20:17:41|
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釉薬

釉薬









幸せな夢を見ていたんだ

寝顔で思い出し笑いしている

誰でもが覚えていないだけ


そんな夢のなかの至福のじかん

ひとつ棄てて二つ失う

大人になるとはそう云う事か

自分を裏切って自分に裏切られる

夢を砕いて素焼き心に釉薬





ashinoyukito

平成二十七年一月二十六日
  1. 2015/01/26(月) 21:22:55|
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四季の花

四季の花









雪ならば君にふれ

心に墜ちて花となる

花ならば君にちれ

肌の奥まで染め抜こう

葉陰なら君にゆけ

陽射しで心が燃えぬよう

芒の穂なら露とめて

月のひかりを花にする


時が影絵に隠れても

四季の花よ君に咲け





芦野往人

平成二十七年一月二十五日
  1. 2015/01/25(日) 16:20:20|
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鳥の歌 (パウロ・カザルス)

鳥の歌 (パウロ・カザルス)










寒風に磨かれた湖面

薄氷に鳥の声が渡って行く

人の争いごとを恥じて

棄てに行く原生林の彼方

穏やかに流れるチェロの演奏

哀愁を帯びた音色がこころにみちる

飾りのない言葉に詩人を知る









cccka様のブログでパウロ・カザルスのチェロ演奏を聴いて。

ashinoyukito

平成二十七年一月二十三日






  1. 2015/01/24(土) 00:13:02|
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マフラー

マフラー









出かけようとしてマフラーがない

ゆったりと優しいマフラー

ほのぼのとした安らぎ

むすめの温もりが包んでくれる

外は寒い風と小雨

みぞれに微かに白が浮遊する

むき出しの首に冷たい息が吹きかかる




芦野往人

平成二十七年一月二十三日
  1. 2015/01/23(金) 07:15:55|
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きらさらら

きらさらら









さらさら雪が降りてくる

きらきら揺れる絹ふるい

きらさらきらさら

きらさらきらさら きらさらら

赤い手袋にうけている

少女の髪のゆきかざり

きらさらきらさら

きらさらきらさら きらさらら







芦野往人

平成二十七年一月二十二日
  1. 2015/01/22(木) 23:42:57|
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月のひかり

月のひかり











美しいものはいつも無言

小躍りして喜ぶでなく

笑うでなく泣くでなく

魅入ってしまう哀しみ

墜ちてゆく知らずしらず

息をしたら崩れてしまう

雪の野の月のひかり

美しいものはいつも一瞬

他に言いようもなく



ドビッシー 月のひかりを聴きながら

芦野往人

平成二十七年一月二十一日
  1. 2015/01/21(水) 23:17:32|
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冬の朝

冬の朝









凍りついた空気を切り裂いて

朝のひかりを窓に引き込む

夜来の雪が葉をすべる

やおら飛び立つカラスの音が

そらを融かしているような

朝を拡げるゆきのまち



芦野往人

平成二十七年一月十九日
  1. 2015/01/19(月) 14:58:08|
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うその花

うその花










嘘ゆえに清楚な花よ

飽きる事のないかおりと

青紫の薄衣まとい

魅入られる明眸の深さ

風の囁きに隠れて咲く

哀しみ色だけ鮮明に残して

嘘の花ゆえの真実の花







芦野往人

平成二十七年一月十三日
  1. 2015/01/13(火) 10:56:16|
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命花

命花









この世に生れ落ち

こころに咲く花あれば

永久のいのち静かに燃える

この世に君あればこそ

同じ大地に刻まれるいのち

おなじ時代を呼吸する

憐みではなく情を重ねる時よ

色付けて蒼穹に咲かせよ




芦野往人

平成二十七年一月十三日
  1. 2015/01/13(火) 00:54:28|
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あなたの花

あなたの花










そっと起きだして私は夜を飛ぶ

臆すことなく光の矢に乗って

吹きすさぶ嵐の中を飛んでいく

窓辺にあなたの花を置きに行く

吐息に花の香りを混ぜましょう

夜の深いところで咲く花に






芦野往人

平成二十七年一月十二日
  1. 2015/01/12(月) 01:08:00|
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ブラームス

ブラームス










部屋の灯りを消して聴く

君が溶けているブラームス

胸を充たし溢れ来るもの

僕は立つことも出来ない

呼吸の音さえ呑み込まれて

僕自身も消えていく

生を離れる感涙の中に

星の合間を漂う想いして





芦野往人

平成二十七年一月十日
  1. 2015/01/10(土) 22:44:11|
  2. | コメント:0

パッチワーク

パッチワーク









たっぷりとある春までの時間

雪に埋もれ 風に吹かれ

浪費した想いの分だけ

手繰り寄せる切れ切れの時間

繋ぐ想いも千切れそうで

ぶつぶつと不器用に縫い合わる

ひとつ一つ心のパッチワーク

薄い藍染めの蒼空やら

辛うじて残る花のいろ


何もかもがおぼろげで

何を話していたのか蓼科の夜

煙草の火が赤い星になった

埒もないことだけが浮かぶ今は冬の夜

どこかで耳にした恋のはやり歌

つらいつらいと出逢い詩

良いではないかそんな詩も

古裂を寄せるには相応しい時間

たっぷりとある春までの時間





芦野往人

平成二十七年一月九日
  1. 2015/01/09(金) 21:41:43|
  2. | コメント:0

月の褥

月の褥










遠い日の君は月の褥にやすむか

瞼を閉じれば波間の月は揺れる

逢瀬の小舟を月にすべらせて

青い夢の中を漕ぎ出してみる

水面の月におとす想いあり

ひとときゆらめいて彷徨い

君の夢に忍びこみてやすむ






芦野往人

平成二十七年一月八日
  1. 2015/01/08(木) 21:53:01|
  2. | コメント:0

恋文

恋文









語ることなく時は過ぎる

文豪の恋文は埋もれる事は無く

いまも人の心に墜ちてくる


わたしの恋文は屋根裏に埋もれ

語ることなく朽ちようとする


あのころ求めるばかりで

思いやる余裕は欠片も無い

今ほどの理性があれば

深いところであなたを好きになり

あなたを愛することが出来る


成就しない恋であったとしても

出逢えた事をただ喜びつくし

もっと沢山の詩を書いて

あなた抄として贈っただろう




芦野往人

平成二十七年一月七日
  1. 2015/01/07(水) 23:31:57|
  2. | コメント:0

雪の野に

雪の野に








雪の野を行く想いして

ラフマニノフを聴く

雪の峰にひかり降りて

こころ照らし映し出すもの

胸に墜ちてくるおもい

感傷を雪の野に放つ

穏やかなこころ雪明かり







芦野往人

平成二十七年一月六日
  1. 2015/01/06(火) 23:22:27|
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詩人の夢

詩人の夢










あなたが墜ちたのは

詩人の夢の中

満月に浮かぶくる

かげのように

抱かれて眠るまま

それだけで私は生きて行ける

記憶に何も残らなくても

偽りの時に戯れた真実





芦野往人

平成二十七年一月五日
  1. 2015/01/05(月) 21:22:02|
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無常

無常









情をかけるなど無駄なこと

それでもかけざるを得ないのは

自分の弱さ生きる甘さ

男と女の出会いなど

人と人の出会いなど

塵の数ほどあるものを

無いに等しい真心の確率

情をかけて知る無常の真理

闇に迷いこむ今宵も



芦野往人

平成二十七年正月三日











  1. 2015/01/03(土) 23:08:59|
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正月 控えの記

正月 控えの記 












元旦は何もせず

雑煮は餅一個

大晦日の残り蕎麦を少し

朝ぶろを浴びて後はゴロン


正月二日 箱根駅伝を昼まで

寒風の中をバイクで氏神様初詣

蜜柑をむいてあとはゆるり

特に記する事も無い平和な日






芦野往人

平成二十七年正月
  1. 2015/01/02(金) 23:53:23|
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孫の年賀状

孫の年賀状









いちばんの悦びは

たどたどしい鉛筆文字の年賀状

かんじはこくごで習ったと書いてある

色鉛筆の絵は富士山とお日様

お供え餅はつぶれた楕円ふたつ

めでたさと心なごむ私の宝物



芦野往人

平成二十七年正月二日
  1. 2015/01/02(金) 01:16:25|
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新春を寿ぎ

 新春を寿ぎ

    お祝い申し上げます。



ご家族皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたします。

     本年もよろしくお願いいたします。



               芦野往人

              平成二十七年 元旦
  1. 2015/01/01(木) 08:00:55|
  2. | コメント:0
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