鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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一花繚乱

一花繚乱








あの童話の様な家で

ゆっくりと目を開く

夢と現実の境界線を飛ぶ

あの薔薇に相応しいところに

一花あればひととき

羽を休めてまた明日も飛べる

一輪の白い薔薇をいだいて




ashinoyukito

平成二十六年七月二十三日
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  1. 2014/07/23(水) 22:56:40|
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飴色の翼

飴色の翼










青空骨董市で手にした飴色の翼

かっては純白の羽が理想を抱いて

ゆったりと羽ばたいていたんだ

古びた新聞紙に包みながら

仙人の様な爺さんがぼそりと言う

繕えば使用できると


洗っても飴色は白くならない

私の背中には小さいようだ

長い助走で辛うじて浮かぶ有様

何度も傾いて墜落する一週間

ひと月もすると学校の上まで

更に上に飛べるようになった

スカイツリーをこえて

息切れして雲に羽を休めた

眼下に飴色の世界が見える

夢を繋いで風船がふわりふわり







ashinoyukito


  1. 2014/07/22(火) 21:08:33|
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するほどに

 するほどに







 

抱きしめるほどに

愛していると囁くほどに

時はいつも離れていく



熱い光りを放ちながら

跡形もなく燃え尽きる

灰色の風にのって

高みに漂いまた降りる





ashinoyukito


  1. 2014/07/21(月) 04:24:53|
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朽ちるまで

朽ちるまで










見たいことを見た

見たくないことも見た

聞きたいことを聞いた

聞きたくないことも聞いた

葛藤が煩悩を締めつける

しなやかな所作に恋をした

佳いではないか

朽ちるまでのひとときがあれば






芦野往人

平成二十六年七月十九日
  1. 2014/07/19(土) 23:32:23|
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夏の夜に

夏の夜に









漸く雲が切れる

天空に浮かびくる黄薔薇

梅雨合間のよどみ風

気だるげに今宵の満月

立ち止まっては遅々として

秘めた記憶 貼りとめる




芦野往人

平成二十六年七月十六日
  1. 2014/07/16(水) 00:35:30|
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雨恋花

雨恋花










沢沿いの小石に浸みる雨音に

叩かれて咲く山あじさい

問うて哀しい藍なみだ


いいえ私は雨恋花

溶けて消えるもいとわない

雨に花色うつして堕ちていく




芦野往人

平成二十六年七月十三日
  1. 2014/07/13(日) 21:33:56|
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孤峯

孤峯










解っていたこの出会いの行方

百年の先 千年の先まで

見通せる孤峯に腰を下ろして

変えようの無い現実を眺めていた

泣こうが喚こうが小石一つ動かない

君の眉間の縦皴を指でなぞり

やり場のない怒りを抑えていた

早く過ぎよ百年の先

貴女の中にいると言い聞かせて





芦野往人

平成二十六年七月十一日
  1. 2014/07/11(金) 22:51:23|
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突然

突然










過ぎた時間を手繰って

当然のように夢に来る

前触れもなく現れる

緋毛氈に白い足袋

花びらのように合わせる

茶筅に指を添え志野の泡を切る

その幻の季節を尋ねれば

哀しげに花びら はらひらと





芦野往人


平成二十六年七月九日
  1. 2014/07/09(水) 22:17:36|
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誕生日に

誕生日に







子供好きな親の間に私は生まれた

親父のかたぐるま

両国の花火の人混み

数えられないほどの想い出

記憶の片隅に追いやられ消えたもの

歳を重ね命に重ね着させて

おもねたり妬んだり怒ったり涙したり

どうやらここまで歩いてこれた

佳い事は両親に勝るものはない

初恋の人の思い出も両親有ってのこと

忘れがちな日常に今日も紛れそう

ひととき母と父に手を合わせている




芦野往人

平成二十六年七月八日

  1. 2014/07/08(火) 11:29:36|
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雲のまくら

雲のまくら







紙のようにふわりと立った

夏の風がやってきて

おでこをちょこんと押していく

蒼穹が回って見えてくる

揺れるって気持ちがいいね

じんわり陽射しが沁みこんで

あったか心に雲のまくら







芦野往人

平成二十六年五月二十三日
  1. 2014/07/07(月) 08:59:45|
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眠れない夜は

眠れない夜は






涙におちる音の連なり

闇に沁みていく"革命"

願って弾いてくれる筈はなく

夢に堕ちていくか今宵

眠れないままに



芦野往人

平成26年7月7日




  1. 2014/07/07(月) 01:21:06|
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想い人

想い人








いつまでたっても色あせぬ

逢わせた神に恨み言

投げれば少しは気も晴れ様に

かなしい程に好き故に

今の今まで言葉に出来ぬ


あの人がなければ色の無い人生

あれ程好きな人があれば色がつく

故あって別れた想い人




芦野往人

平成二十六年七月五日
  1. 2014/07/05(土) 19:48:37|
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花菖蒲

花菖蒲










金沢傘の蛇の目をさして

木道に駒下駄の音

裾に菖蒲を映しゆく

咲いた花の楚々として

花の彩に爪そめる

木道濡れる花鏡




芦野往人

平成二十六年七月四日
  1. 2014/07/04(金) 05:43:15|
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