鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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心鳩

心鳩









北の春の若葉にやすむ

心の鳩は首を振る

頷きながら啼く声が

塞いだ耳にこだまする

心の鳩の飛び跡に

白い薔薇が咲きゆれる






藍一滴

平成二十六年六月三十日
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  1. 2014/06/30(月) 08:12:17|
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日光浴

日光浴








こころの丸干し

裏返しては笹で叩く

慌てて飛び出す想いの欠片

日光を受けてきらきら

手のひらにおちてくる

こころきらきら

膨らんで蒼穹に飛べそう








芦野往人

平成二十六年六月二十七日
  1. 2014/06/28(土) 17:13:22|
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 瘡蓋

 瘡蓋











何処に収めようか

狂うほどに切り刻み

側溝にそっと置いてみる

丁寧に剥がす時の瘡蓋

ジワリ骨を削ぐ剃刀

人を恋うる痛さ

消えてゆくエピソード

読むにつけ描くにつけ

他愛もない時間ならべて




芦野往人

平成二十六年六月二十五日
  1. 2014/06/25(水) 01:05:13|
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詩集

 詩集








ページの中のしみは

薄くなりながら主張する

心に時効のある筈はなく

ピン先でチクリと刺す

昆虫標本のように動けない

開いた詩集の瀕死の時空






藍の波

平成二十六年六月十四日
  1. 2014/06/14(土) 22:12:36|
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すずらん

すずらん








幽かに時は流れていく

北の庭に小さな花の音がする

天使がベルをふるわせている


澄んだ音が希望を囁いて

傷ついた心に沁みていく

さあ元気を出していけるよ




過去詩再掲

芦野往人

平成二十六年六月九日



  1. 2014/06/09(月) 02:55:52|
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 日本橋の雨

 日本橋の雨









雨ばかりの街にでる

折れた心の残骸を零す街

デパートの大きなウィンドウ

信号の瞬きがぼんやり映る

雨の似合う麒麟の橋飾り

記憶をたどる言葉を哂う

残骸を残らず流してしまえと





詩集 都会の憂鬱(仮名)

芦野往人

平成二十六年六月七日
  1. 2014/06/07(土) 02:57:06|
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ヨットハーバー

ヨットハーバー







わたしの蒼空が回る

内湾の奥のヨットハーバー

マストは長いくちばし

雲を探しては啄んでいる

小さな波と戯れる

夏の陽が水面を踊る

タクトに合わせてゆらり

眠りに堕ちていきそうな




詩集 都会の憂鬱(仮名)より

芦野往人

平成二十六年六月二日
  1. 2014/06/05(木) 20:25:08|
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隅田川 

隅田川










陽を弾いて川面がゆれる

モーターボートはエスの字を曳く

何時もの白い航跡

走り過ぎれば悠然と

何事もなく流れてゆく

あの光跡をなぞって

夏に溶けてみようか





芦野往人

平成二十六年六月朔日
  1. 2014/06/01(日) 20:57:51|
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