鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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 菜の花

 菜の花













花の色を問うて君は

草萌えの中を飛びまわる

名を呼べば指先にとまり

花びらで私を染める

れんげ畑に腰を下ろして

絵を描く人となりて

菜の花は水彩ひと筆





       私の詩集より転記

         芦野往人

       平成二十六年四月二十九日
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  1. 2014/04/29(火) 16:37:42|
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 三春

 三春








  
三春越え 蝶の背に乗る 雲一つ




幻蝶や 海を上下に ただよいぬ







芦野往人

平成二十六年四月二十七日


  1. 2014/04/28(月) 06:39:17|
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 鉄槌

 鉄槌









打ち下ろせ鉄槌

鏡のように砕け

何十もの分身の中で

わたしは目覚める

ミクロの欠片の中でニヤリ

打ち下ろせ鉄槌

粉々にして宇宙の塵芥として

わたしを生かせしめよ





         芦野往人

         平成二十六年四月一五日
  1. 2014/04/15(火) 21:49:46|
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 おはよう

 おはよう









まだ冷たい朝のいき

肺の中に沁みてくる

静かに目覚める薔薇

おはようとにこやかに

おはようと応える仕合わせ

朝の僅かな時間







        芦野往人


        平成二十六年四月九日
  1. 2014/04/09(水) 05:27:22|
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 星の記憶

 
星の記憶









東京の少ない星を数えていると

野辺山の夜を想いだす

落葉松の梢に凝縮する夜

茫然として星をただ眺めていた

星を繋いで星座をなぞる難しさ

八ヶ岳の不気味なほどの静寂

星の輝く音を聞くような

野辺山の夜の記憶

               





芦野往人

平成二十六年三月二十三日
  1. 2014/04/06(日) 22:43:33|
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 春音

 春音











白鳥が北に旅立つ日

北国の遅い春が始まる

まだ雪の残る庭の

厳寒に命を繋いできた

愛おしい者たち

耳を澄ましてごらん

春の息使いが聞えてくるよ

浸みてゆく白鳥の声に







芦野往人

平成二十六年四月二日
  1. 2014/04/05(土) 20:03:18|
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 浮遊

 浮遊









あかごの様に臆病で

あかごの様に大胆で

あかごの様によちよちで

しょっちゅう躓いてばかり

嬉しい時は跳びあがり

哀しい時は哭く死してなお

言葉たずねて浮遊する






芦野往人

平成二十六年四月五日
  1. 2014/04/05(土) 19:34:52|
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 さくらはさくら

 さくらはさくら










その言葉の端々に

さくら舞う様な心地する


しっとり咲こうと咲くまいと

あでやかな姿みせようと

疲れた姿みせようと

花ぼんぼりの裏でさく

さくらはさくら

さくらはさくら






芦野往人

  1. 2014/04/04(金) 05:47:53|
  2. | コメント:2

紫木蓮の花

 紫木蓮の花










大きな木蓮が咲いた

蒼穹に充ち満ちて

ラッパを抱える楽師たち

赤紫に白い裏地の燕尾服

町に楽団がやってきた








        芦野往人

     平成二十六年三月二十九日

  1. 2014/04/02(水) 06:13:26|
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