鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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山紫陽花

山紫陽花












杣道を外れ

ほめそやす人も無く

咲き姿ひそやかに

沢の流れ音に身を映す

嘆き哀しむでも無く

悦びはしゃぐ筈も無く

静寂に咲く山紫陽花

髪かんざし幽かにゆれて



http://profiles.yahoo.co.jp/-/profile/?sp=9FKLchs8eqvxQLqKHr1LOQ--
ブログ名 恵那の奇跡 m a m * 4 * 3 0 様の山アジサイを拝見して
その清楚な咲姿を綴りました。

                藍の波

                平成二十五年六月二十九日
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  1. 2013/06/29(土) 20:03:41|
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~ 不安 ~

~ 不安 ~












瞼の裏の薔薇の花をみる

記憶の色影に遊ぶ

まなこが見えなくなったら

そんな日常の繰り返し

永らえる命の意味を問う

いずれは訪れるその時に雪崩れて

漠然とした不安が足元に転がる





              藍の波

  1. 2013/06/29(土) 17:28:52|
  2. | コメント:0

~てぐす~

~てぐす~












乱れさわぐ想いの行き先

細い月の光のてぐす

遥かな半島を引き寄せる

陽の匂いの残る灯台

いつかのゆめが焼き付いて

夏草が絡み合う半島の先

てぐすを曳いて沖にでる波




           藍の波

  1. 2013/06/29(土) 17:26:11|
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 祈り

 お祈り












手を合わせて

大きなお月様にお祈りしたの

じゃんけんが強くなるように

お月さまが大きな口で笑ったの

喉ちんこ振るわせて

じゃんけんしなければいいって

ママ だから私もうしないの

そうきめたんだから







              藍の波

              平成二十五年六月二十八日
  1. 2013/06/28(金) 20:59:54|
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 勿忘草

 勿忘草













誰が栞に残したのか

ページから堕ちてくる

色褪せても偲ぶ

曖昧な時間

その名の由来を問う私








          藍の波
  1. 2013/06/28(金) 20:36:19|
  2. | コメント:0


















気が付くために生きてきた

何のことはない偶然のたまもの

何一つ記憶にあるわけはない

知らないことに気が付いただけ

少しだけ時間を戻して

あの日が貼りついた空間

貧弱な言葉が白茶けている

歪んだレンズ越しに見る癖

理解しているような振る舞い

もっともらしく充ちている

寂寞とした空間に腰を下ろして

ゆっくりと立ち上がり今に戻る

本当の自分を行くために




           藍の波
  1. 2013/06/28(金) 20:34:18|
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 青い焔

 青い焔














山襞を埋める雪のように

全てを包み込んでしまいたい

山襞をゆく雪水のように

心の襞を流れてゆきたい

感じることを感じて

告げたいことを告げて



天と地がひっくり返っても

変わらない地球のコア

宇宙を行き来するメビウスの輪


君をその中心に据えて

心の襞に色を付けたい

青い焔を音もなく揺らして



            藍の波
  1. 2013/06/28(金) 20:30:37|
  2. | コメント:0

 煙草

 煙草








とうの昔にやめた煙草

煙の行方だけが懐かしい

紅茶の向こうのあなたの

まつげにとまる

頬杖ついたままのあなたが

紅茶のゆげに透かして見える

時が止まりついたような

あのひとときのあなた

哀しいまでに美しい所作

とうの昔にやめた煙草

煙の行方だけが恋しくなる時

あなたは紅茶に口づけしたまま

シャンソンを聴いているだろうか

あのときのあなたの様に






            藍の波

           平成二十五年六月二十七日


  1. 2013/06/27(木) 19:59:34|
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 脱水機

 脱水機











あの日を脱水機にかける

重く垂れさがる雲やら

絞るだけ絞って

蒼穹の顔を見る

天の額と合わせれば

大きさが解るもの

ぽんと肩を叩かれた







          藍の波

  1. 2013/06/27(木) 08:10:06|
  2. | コメント:2

ロゴ

ロゴ










一気にロゴが誘う

黄色地に黒いアルファベット

懐かしさが堕ちてくる

このロゴの下に汗をかき

誇りを持って働いて集い

過ごした青春時代

彼らは今 何処にいてか





          藍の波


  1. 2013/06/27(木) 08:03:52|
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 薔薇二題

 薔薇二題












きみに咲く 壁にとまりし 薔薇の花

        時たてばこそ 想い刻まん



つる薔薇の 蒼穹に上りて はなのくも

         風に零れる 匂いみ胸に





         藍の波


  1. 2013/06/27(木) 07:59:39|
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蒼衣

蒼衣








雪野を駆ける孤狼の舞

呼吸の跡も乱れずに

月の光の蒼衣

雪笛の音に透き通る

遠吠え沁みる深い夜

月の光に吹き上がる





          過去詩より
          夏に冬の詩で済みません。


          藍の波
  1. 2013/06/26(水) 21:17:19|
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寂しいねえ

寂しいねえ



どのくらい経ったのだろう

出逢ってからそして別れて

苦しい時間が続きました

早く年を取りたい

記憶が薄くなると信じていた

時間がぐるぐる巻いて離れない

恋したら恋する前に戻れない

笑って再会はできない運命

寂しいねえ 恋しただけなのに

笑って会うこともできないなんて



              過去詩

              藍の波
  1. 2013/06/26(水) 08:59:48|
  2. | コメント:5

 月

 月










月は天のくち

ぬばたまの闇を食らって

満月はその身を削る

毒に染まった雲の糸

繕う傷から欠けてゆく

無くした想いが零れる

朱い小さな球が糸を曳く




         藍の波

        平成弐拾五年六月二十六日
  1. 2013/06/26(水) 02:12:04|
  2. | コメント:0














心を取り出して

雲母の様にはがす

ひかりのメスに透かして見ると

さらさら音がする

混じりけのない心の結晶

角が欠けそうで痛いから

真綿でくるんであなたに見せる






             藍の波


  1. 2013/06/26(水) 01:39:05|
  2. | コメント:0

前進

前進







時間がない

気ばかり急いて歩みは遅い

とろける闇に絡まれて

信じるふりして揺れている

風に背中を叩かれて

淡々と歩きだす今




         藍の波
  1. 2013/06/26(水) 01:33:05|
  2. | コメント:0

信楽

信楽













信楽のひかりに導かれ

目覚める命の心地よさ

戒めの矢じりは胸の奥で

生まれたばかりの時を刻む

痛みを忘れてはならぬ

一瞬のひかりを育み

見つめる人だけを愛おしみ

昨夜の絶望の闇に

永久の光を注ぎ歩き出す




          藍の波
  1. 2013/06/26(水) 01:25:49|
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虚数

虚数









空洞に詰めるのはさらなる虚数

実体のない私が彷徨って

こころに括弧をかけて2乗する

畏れることはない

遠回りもショートカットもない

神様の言うとおり

計画通り事は運んでいる





            藍の波
  1. 2013/06/25(火) 17:13:00|
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山男

山男




山男としこたま飲んだ

器用な生き方を選ばない

訥々とした語り口

文学 詩は分からないという

口角泡を飛ばす私

黙っていられない


バスをおりて独り

濡れて光る歩道

雨まじりの都会の雪

頭にずっしりと浸みこんでいく

大人気なかったなあ

戸惑う彼の心が降ってきた



             過去詩より。

             再掲だったらごめんなさい。


             藍の波



  1. 2013/06/25(火) 17:10:22|
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 雲

 雲





雲の重なりが想いを隠す

傷を覆う瘡蓋に似る

一枚はがし二枚はがし

雲母の様に雲をはがす

透けてくる満月の光の中

微かな喜びを掬い上げて

風に占ってみる己が行方





           藍の波

          平成二十五年六月二十四日
  1. 2013/06/24(月) 21:12:10|
  2. | コメント:0

蛇の目傘

蛇の目傘






玉砂利を踏む音


蛇の目傘の雪を払って

腰をかがめて足袋を拭く

首をかしげて微笑する

魅せられているその所作

「ねっつ ゆびこんなに冷たい」

いやがる襟足に触れて笑う

「こんな日に誘った罰です」

珈琲を口にふくんで

「貴方のように暖かい」

参道の杉木立から雪がはらり



            過去詩より再掲かもしれません。お許しください。

            夏に冬の詩。これも一興かと。

            藍の波
  1. 2013/06/23(日) 22:10:12|
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花しとね

花しとね





君そこにやすみたる

におい如雨露の花しとね

薔薇に天使の羽かさね

寝息に洩れる匂いして

朝のひかりが丸くなる

睫毛に留まるを君知るや





          藍の波
  1. 2013/06/23(日) 21:58:31|
  2. | コメント:2

 花

 花





花の仲良しは碧い空

花びら透けて降りてくる
 
太陽のひかりあるところ


花に似合うのはどんな風

蜜を捜して飛ぶ蜂に

微かな匂い誘う風


花に似合うのはどんな雨

花にかくした哀しみ涙

溶かして地上に零す雨


花に似合うのは紫あける朝の街

昨夜の想いを冷ます朝

花に似合うのは光の花束

夢と希望を繋いであなたに贈る

花に似合うあなたの笑顔あればこそ






            藍の波

           平成二十五年六月二十二日

  1. 2013/06/22(土) 21:20:02|
  2. | コメント:2

 夢のお舟

 夢のお舟





夢の中に航く(ゆく)お舟

どなたが漕ぎだす軋む音

月の光あお青と

水面におちる藍の波

月を爪で弾いて想いをとばす

波紋よとどけ彼の岸に

夢の中をゆるりと進みゆく






          藍の波

          平成二十五年六月二十一日
  1. 2013/06/21(金) 11:52:24|
  2. | コメント:0

針坊主

針坊主







お空に忘れた針坊主
 
青いお服を縫いかけて

おばあ様が留めた待ち針が

夜になったらきらめいて

ホタルの様なひかりあと


青いお空を縫いかけて

おばあ様が忘れた針坊主





            藍の波

           平成二十五年六月二十日
  1. 2013/06/20(木) 22:00:52|
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 ゆうな

 ゆうな


ぽつりとつぶやく

一年前に戻りたい

ママはどうして死んじゃったの

小さな手を合わせゆうなはつぶやく


二月二十七日 ママは旅立った

ごめんね ゆうなの髪に触れ

ごめんね ゆうな

五歳のゆうなに涙が溢れて

病室の床にぽつりと落ちた







             藍の波

                平成二十五年六月二十日
  1. 2013/06/20(木) 10:14:18|
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 魅する花

 魅する花


魅するほんとうの花

心の奥まで沁みてくる

安らぎのひとときを与えし

信じる事の空しさを知れば

企みに慟哭するを禁じて

野を彷徨ってこそ見えてくる

穏やかな風にゆれている

魅する小さな野花ゆたかに





                藍の波

               平成二十五年六月十九日
  1. 2013/06/19(水) 21:34:50|
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 ゆりかもめ

 ゆりかもめ





はらり舞い降りて

手すりに並んでとまる

視線をそろえる寒風の向こう

不忍池の枯れ蓮の長い指

甲高い鳴き声が水面を走る

ゆりかもめふわり群れ群れて





             藍の波
  1. 2013/06/19(水) 04:24:35|
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 野火

 野火



矢は鎧をかすめて

大地に立ち続けている

古戦場の蘆の枯れ野に

金色にきらめく夕暮れ前

紅い花がちら散り燃える

小さな舌が舐めまわす

煙ゆらぎたつ野火

古戦場の蘆の枯れ野に



          藍の波
  1. 2013/06/19(水) 04:22:59|
  2. | コメント:0

枯山水

枯山水




究極の心かくあれという

静寂の中に身をおく

半眼の竜安寺石庭

傷心に向き合った時間

喧騒から逃れて独り

空に自分を溶かし込む

忘れていた心の在り様



           再掲かもしれません。お許しください

           藍の波
  1. 2013/06/19(水) 04:20:37|
  2. | コメント:0
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