鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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 溢れる

 溢れる






窓いっぱいの碧空に

お日様を貼り付ける

のんびり風の転寝に

花雲ふんわりながれていく

みんな元気だと口笛吹いて

窓からあふれる碧空に



          藍の波
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  1. 2013/04/30(火) 22:12:01|
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悠々

悠々






気負わないで息をして

酸素を髪の先まで

しなやかな初夏の風

こころ和ませて

雲の糸をたぐる

空の碧さにまかせて

悠々と流れるひととき




          藍の波
  1. 2013/04/30(火) 22:09:08|
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 病から

 病から


蒼穹と申し訳程度の病院緑地

白い壁のガラス窓に雲が流れていく

見慣れた風景が沈んでいく


精神的に落ち込んでいる時

更に病の追い討ちがかかる

命を奪うほどの難病と言われながら

回復するという不思議

一歩違えば生死をさまようところ


生かされた事を実感

焦らず病気と向き合ってみよう

大切な人の出会いと別れ

葛藤に哭いた毎日

うまい酒も飲んだ

どれも私の愛しい人生

いいじゃあないか

想いっきり抱きしめたって

いいじゃあないか

声を押さえて哭いたって

明日から五月が始まる





           藍の波
           

           平成二十五年四月三十日
  1. 2013/04/30(火) 10:46:32|
  2. | コメント:0

 薔薇妃

 薔薇妃




小さな薔薇の王国

妃は目覚めの薄化粧

朝の光に微かなかおり

季節戻りの冷たい風に

ゆらぁりゆれながら

ゆるぅりと過ごす時のながれ

多くは望まないこのひととき




            藍の波
  1. 2013/04/29(月) 15:15:44|
  2. | コメント:0

 夜の薔薇

 夜の薔薇






優雅さを纏う白い衣

襟元を整えて

深い藍に沈む夜に

ため息のように浮かぶ

触れることをためらう

白い肌のかおり

幽玄の闇にゆれている




          藍の波

  1. 2013/04/29(月) 15:13:35|
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 決

 決


信じられない確率の中に私はいる

新しい負荷を背負い込んで

冷めた目で自分を見ている自分

生きていることが生かされたと知る

限りある与えられた時間

修羅となって私のすべてを詩に注ぐ

ゆったりと真摯に対峙して行くと心を決める






              藍の波

               平成二十五年四月二十八日
  1. 2013/04/28(日) 20:47:15|
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 眼差し

 眼差し





憎々しげな眼差しに出会うと

過ぎ去った時間が哀しくみえる

憐憫に満ちた眼差しに出会うと

意味を持たない時間の後ろ姿がみえる

憎々しげな眼差しに出会うと

過ごして来た時間が虚ろに消えて行く

それさえもひと時の夢を見たと思えば

眼差しに耐えられるというもの





                 藍の波


                平成二十五年四月二十八日
  1. 2013/04/28(日) 20:27:08|
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 晩春の雨

 晩春の雨






幾つもの季節を渡り来て

散り去ったはなのあと

晩春の雨の打ちたたくおと

心根をみだして眠れない夜

虚ろな花びらが堕ちてくる



           藍の波

  1. 2013/04/28(日) 08:47:47|
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 咲く

 咲く


緑色の上着を脱いで

薔薇は春のブラウス

風の様な優しさがあれば

少しの思いやりがあれば

人の世に咲いていける

失った彩も艶も今は

惜しみなく天を染めている







           藍の波


           平成二十五年四月二十七日
  1. 2013/04/27(土) 21:31:10|
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交響曲 春

 交響曲 春




天よりいでし交響曲

命のめざめを促して

神秘をこの世に充たす

流れはじめるきらめき

歩みを留めるきみは

ほとけの座の花を揺らして

零れくる音を確かめている



            藍の波





  1. 2013/04/27(土) 11:50:12|
  2. | コメント:0

 はる

 はる





はるの晴れ着

節々の痛みを隠す

痩せた体躯が

膨らんでゆく

里山も林も

雪解けのせせらぎも

藪鶯の声も

「ほー はるよきよきよ はるよきよ」




                  藍の波

  1. 2013/04/27(土) 11:46:29|
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 脱水機

 脱水機






あの日を脱水機にかける

重く垂れさがる雲やら

絞るだけ絞って

蒼穹の顔を見る

天の額と合わせれば

大きさが解るもの

ぽんと肩を叩かれた




          藍の波

  1. 2013/04/27(土) 11:44:23|
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お気軽言葉

ご案内。


カテゴリに「お気軽言葉」を設けました。

私の詩に対する感想だけではなく、

お気軽にコメントをくだされば嬉しく思います。

名前通りお気軽にご利用いただきたいと思います。



                   藍の波
  1. 2013/04/26(金) 22:29:48|
  2. お気軽言葉
  3. | コメント:0

白寿

白寿




潔しその生涯

真綿衣の花嫁衣裳を纏い

硫黄島に果てた命に嫁ぐ

七十有余年の時を経て

戦闘帽の重さをはらう

ああ、逢いにゆきますよ

棺の中の白寿のつぶやき





          藍の波




  1. 2013/04/26(金) 07:39:48|
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 弾丸

 弾丸




弾丸が糸をはく

地平線を目指して

円周をなぞり

後頭部を狙う狙撃手

乾いた引き金の指

心地よい衝撃に酔い

認識する間もなく果て

弾丸は糸をひく




           藍の波
  1. 2013/04/26(金) 07:38:16|
  2. | コメント:0

三界

三界




三界を旅して色のない花を見る

一瞬のほんの短い時間

爪の先から透明な色が零れて

火宅におちて ちっちっと火花を弾く

その一瞬のため

三界の旅を続けている



               藍の波

  1. 2013/04/26(金) 07:34:41|
  2. | コメント:0

春の雲

春の雲





薄着になって風をみる

蒼空が透けてる春の雲

れんげ畑に寝そべって

寝息微かな春の雲

目を覚まして下さいな

いたずら風が耳を引く

薄目を開けて蒼穹を見る

ゆたりもたり春の雲





           藍の波





  1. 2013/04/26(金) 07:32:29|
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 桜宴

 桜宴







花はあるだけでいい

焼き鳥は食えばいい

花見の席のたわいない話

町内の花見のうたげ


百年生きて百回のさくら

焼き鳥の串を持って

酒に堕ちる花を見る

花を透かして空を見る




          藍の波



  1. 2013/04/26(金) 07:30:00|
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春一輪

春一輪





冷たい風が雲を曳いている

遅い春がようやく目覚める

ささやくような桜花一輪

蒼空色袖のカフスボタン

立ち止まる人に春とめて

桜花一輪一輪のご挨拶





           藍の波



  1. 2013/04/26(金) 07:26:22|
  2. | コメント:0

 空腹

 空腹





空腹の寂しさを知っているか

吐ききれない泥の苦さ

忘れ去られる恐怖

無理に飲み干すにがり酒

不条理の条理のよるところ

甘んじて空腹に耐える時

此の世の正義に従いて






             藍の波

             平成二十五年四月二十五日
  1. 2013/04/25(木) 22:40:29|
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 日本橋の

 日本橋の




日々変わる蒼穹の様に

この街は変幻自在

哀しみを受けとめて

風景の中に塗り込める

やりきれない心抱えて

この街に甘えてみる

ウインドウに姿を映して




           藍の波


           平成二十五年四月二十五日
  1. 2013/04/25(木) 20:49:08|
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花雨

花雨




何処に潜んでいたのか

冷たい雨が降りそそぐ


四月も半ば花雨は

ためた想いを散らしてか

水面にこぼれる花もよう





            藍の波


  1. 2013/04/24(水) 20:34:42|
  2. | コメント:0

 タンポポ

 タンポポ


深々といすに体を埋めて

明けてくるだろう朝を待っている

眠りとも覚醒ともつかない長い夜

身体の刺すような痛み

軟な心の軋む音

数分の気休めでもよい

タンポポにつかまってふわり

心身を捨て去って






             藍の波

             平成二十五年四月二十四日
  1. 2013/04/24(水) 07:02:56|
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 鎌倉

 鎌倉


浜辺を転がるあの日の想い

砂に埋もれて朽ちきれず

裸足で波をよけていく

青い格子のワンピース

裾を濡らして笑う人

違う時間を生きてきて

あの日に戻れるわけもなく

鎌倉の海は暮れなずむ






                 藍の波

                平成二十五年四月二十三日
  1. 2013/04/23(火) 23:56:08|
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春来たり

春来たり




手招きするとよちよち歩く

柔らかなチューリップの赤ちゃん


雪が融けて土が膨らむ庭           

やってきたばかりの春に

目覚めるチューリップ

小躍りして確かめる春の気配


無邪気な仕草が愛おしく


いのちいずる気息たしかに





                藍の波

  1. 2013/04/22(月) 14:34:57|
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竜骨

竜骨





新しい波が浜を打つ

金砂銀砂煌めくところ

求めてやまない沖言葉

添えて優しい波のあと


さにあらん普遍流れる

刻んだ文字の行くところ

浜にさらした竜骨の

砂に埋める叫び声となりて




                  藍の波
  1. 2013/04/22(月) 14:30:50|
  2. | コメント:0





心を取り出して

雲母の様にはがす

ひかりのメスに透かして見ると

さらさら音がする

混じりけのない心の結晶

角が欠けそうで痛いから

真綿でくるんであなたに見せる




                   藍の波
  1. 2013/04/22(月) 14:28:45|
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虫眼鏡

虫眼鏡




黒い点が動いてる

点線曳いて歩いてる

小さな胸がレンズに映る

白い心が波を打つ

どくだくどくだくどっくんこ

人の心と見比べる




           藍の波


  1. 2013/04/22(月) 14:26:57|
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 冬戻りの雨

 冬戻りの雨





いいのですよこれで

冬戻りの雨が滲みてきて

心の奥にささやく

明日も見えない白い眼に

微かな光を乗せようとしていた

良いではないか ひとときの夢

雨に流されて荒れた海

やがては鎮まるというもの




         藍の波

          平成二十五年四月二十一日
  1. 2013/04/21(日) 08:23:24|
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 さくら文

 さくら文



独り歩くさくら灯り

にぎやかな花の宴の隙間

舞う花の表になり裏となり

手に受けて読む文の一片

独り添うさくら灯り

若いままの友人が歩いてくる





                   藍の波


  1. 2013/04/20(土) 17:28:56|
  2. | コメント:0
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