鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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悲報

悲報






若いママが逝ってしまった

逝くなという叫びも両親の願いも届かなかった

穏やかに息を引き取ったとの知らせ

それが残された者にとってせめてもの救い

5歳の娘を残して悔しかろう

昨年9月余命半年を宣告され

気丈に病魔と闘っていた

今年になって体調すぐれず1月25日入院

余命1か月を宣告されなす術なく

痛み緩和処置を受けるだけであった

そして本日2月27日午前11時50分

母親の献身的な看護もむなしく

32歳の若さで永眠

私も存じ上げていたお嬢様

ショックは隠せない

今はただ合掌






          藍の波

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  1. 2013/02/27(水) 20:09:26|
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若いママよ

若いママよ



あちらにいくな 若いママよ

生死の淵に佇むな 若いママよ

幼子を残して逝ってはならない

父母の悲鳴が聞こえないか 

若いママよ 逝くな

年老いた祖母をどん底に落とすな

若いママよ 逝くな

生死の淵から戻っておいで

何が何でも心臓の鼓動を止めるな

涙で空を氾濫させてはならない

逝くにはまだまだ経験が足りないのだ




藍の波

         平成25年2月26日
  1. 2013/02/26(火) 10:25:01|
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おはよう

おはよう




何方かいませんか
あいさつにこたえてくれる人

「ねえ」といえば
「なあに」
応えてくれる人はもういない

当たり前すぎて気付かなかった
本当に大切なこと




藍の波


  1. 2013/02/25(月) 23:04:32|
  2. | コメント:0

デコポン

デコポン





イチゴは大好きとすぐに応える

デコポンは好きかいと聞くと返事がない


電話口で困っている様子

もしもし もしもし

おばあちゃんが問いかける


小さな声でぼそっという

「リモコンは食べられない 押すもんだよ」

おばあちゃんは発音が苦手

  1. 2013/02/25(月) 21:22:39|
  2. | コメント:0

迷い枯れ葉

  迷い枯れ葉




                


  冷たい風が行き来する

  迷い枯れ葉が舞い上がる


  冷たい風に置き換える

  頭の中の一つの想い

  生まれ変われと追い込んで

  迷い枯れ葉に紛らせる


  冷たい風が吹き抜ける

  自分の半生崩して散らす

  カランと転がる音がする

  頭の中の明日の夢

  迷い枯れ葉が飛び回る






             藍の波


  1. 2013/02/23(土) 22:17:58|
  2. | コメント:0

冬朝靄

冬朝靄



  冬朝靄が川面を上がる

  プラチナ色の陽光が

  零れて堕ちる幻想に

  靄にながす燦めきか

  昔の想いを隠し行く




           藍の波
  1. 2013/02/23(土) 22:16:03|
  2. | コメント:0

風の花

 風の花





雨が雪に変わる

窓を叩く音がふるえてる

あれこれ雪の心を連れてくる

想いをしらせる風の花

想い半ばで消えた雪

うすあけ蒼穹の三日月に

ひかりを結んで引き寄せる

北の国は雪嵐

積もる想いを隠してまわる

虎落笛が凍りつく

心に風を吹き付ける





            藍の波

            平成25年2月23日



  1. 2013/02/23(土) 22:06:37|
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 荒




うちに荒ぶ雪あらし

想いが溢れて吹きすさぶ

風が心を吹き抜ける夜

寒くて寒くて仕方ない

小さな温もり探して手繰る

振るえる肩に寄せてみる





           藍の波




  1. 2013/02/20(水) 22:16:34|
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春衣

春衣






大好きなのに嫌いな季節

想いの重さを知らせ来る


哲学堂の春の口笛

川沿いの小さな梅林

髪をそめる桜花

時は春をとどめたまま


捨てられない春衣

朽ちもせず心の深い所

首を横に振る君が

花の中に浮かびくる


大好きで大嫌いな季節

春は要らないと嘯いてみる(うそぶいて)





           藍の波

           平成25年2月18日





  1. 2013/02/18(月) 21:39:06|
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みた事がない

色も形も見た事がない

無条件で抱きしめる愛

葛藤と無縁の寄り添う愛

あるのだろうか人の世に

命を食して命を繋ぐ

生きることはかくも哀しい

人を恋して愛をみたか

葛藤と無縁の愛はあるか




           藍の波

           平成25年2月17日



  1. 2013/02/17(日) 21:38:48|
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かあくんの電話

かあくんの電話






何がほしいのか

何をしたのか

ことばが弾けて飛んでくる

風邪も治ったよって

遊びにいくからね

ほっこり言葉に癒される

心の底まで温まる




          藍の波

          平成25年2月17日
  1. 2013/02/17(日) 19:46:45|
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空蝉

空蝉



季節知らずの空蝉

覚醒しない脳内を飛ぶ

ジリジリと哭いて飛び回る


無為に終わった日々を嘆いて

ジリジリと哭いて飛び回る


吸い尽くせばよい

腐りかけた脳をお前の糧とせよ

哭きつづけて命の果てまで


季節知らずの空蝉

ジリジリ哭いて哭き尽くし

私のすべてを焼き尽くせ




             藍の波

             平成25年2月17日
  1. 2013/02/17(日) 08:34:50|
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ずるいよ

ずるいよ




勝手に夢に出てきて

土足で心に入り込んでくる

ずるいよ あなたは

綺麗な若い時のままで

哀しげに首をかしげながら

私をぼこぼこにする

剃刀のような明眸

あなたからさよなら言ったくせに

一日とて眠らせてくれない

あの時から今日までの苦しみの連鎖

あなたは苦も無く切りほどく

ずるいよ あなたは綺麗な儘

あの時の姿で夢に来る





                藍の波



  1. 2013/02/16(土) 17:52:51|
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チョコ

チョコ





明日になる少し前

時計の針を紐で縛ってとめている


妖精のしっぽ捕まえた

コチコチと足踏みしながら泣いている

行かせて欲しいと拝んでもだめ


明日になる前にチョコ持ってきな

縛った紐はほどいてやらない


明日になる少し前

明日になる少し前





          藍の波


  1. 2013/02/15(金) 05:44:56|
  2. | コメント:0

口紅

 口紅






誕生祝いに口紅がいいという

下着売り場と同じくらい恥ずかしい

汗が止めどなくあふれた


作り笑いの女性販売員

丁寧にリボンをかけた口紅


ありがとうの笑顔でいう

お礼に少しづつお返しするわ







             藍の波





  1. 2013/02/15(金) 05:40:54|
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くちびる

 くちびる





早春の宵の寒さ残り

精一杯の装い魅せて

冷えたくちびる朱を誘う

抗う仕草 抱きしめて

この一瞬有ればこそ

不思議な時のつながり

君の吐息確かめる

歩みをとめる一時




        藍の波






  
  1. 2013/02/14(木) 21:18:51|
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牧水の海

牧水の海




カモメが蒼穹を抱いている

私は

白い流木に腰を下ろして

遠くの海に手をかざしている

止まりかけた時間が動き出す

波を叩いて燦めいて





             藍の波


過去詩 平成二十三年十月十日綴る
  1. 2013/02/13(水) 22:48:48|
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 娘








初恋の人を悠にしのぐ

大切な何にも代えがたい娘


大胆で繊細

不器用な生一本

知らない振りして父を知っている

近すぎて素直に言えない

照れくさくて「愛している」と


父娘の間の小さな諍い

哀しみに堕ちるとき

孫の柔らかい指で我に返る




           藍の波

  1. 2013/02/13(水) 21:19:35|
  2. | コメント:0

雪の音

雪の音







雪の夜は

濃ゆい風呂の湯気

雪の音を揺らして

映し出すおぼろげに

融けもせで初恋は

湯気のなかに漂うひととき






           藍の波


  1. 2013/02/13(水) 18:38:46|
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シンフォニー

 シンフォニー





ゆれる椅子の夢うつつ

シンフォニーを聴きながら

覚めてはまた夢に溶けていく

奥深い森を彷徨うような

湖面に足をさす立木を見るような

うろ覚えの小鳥の会話聴くような







               藍の波
  1. 2013/02/12(火) 20:38:14|
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薔薇

 薔薇




庭に薔薇を植えて

花の匂いを待つひと

石を並べた花壇

アーチに小さなとびら

天上の花の園へ誘う


出窓に珈琲のかおり

雨の中の作りかけの庭

印象派の絵のような

やわらかなひかり

花の匂いを感じている


庭に薔薇を植える

土の匂いを吸込んで

満ち足りた時に憩う

蔓薔薇をそわせて

髪をとめるカチューシャ







            藍の波

  1. 2013/02/12(火) 20:34:00|
  2. | コメント:0

ゆりかもめ

ゆりかもめ





はらり舞い降りて

手すりに並んでとまる

視線をそろえる寒風の向こう

不忍池の枯れ蓮の折れた指

甲高い声が水面を走る

ゆりかもめふわり群れ群れて






            藍の波

  1. 2013/02/11(月) 22:44:49|
  2. | コメント:0

白湯

 白湯





柔らかい温もりを飲む

有為無為に触れて

ゆっくりと腑におとす

昨日までの想い

今日の安寧

今の自分に合わせて

かおりをそめてくれる

白湯をいただく冬の朝






           藍の波

  1. 2013/02/10(日) 22:49:53|
  2. | コメント:0

狐火

 狐火


雪が降りやんで

凍りつく鳥が飛んでいく

狐火が一つ振り返る

蒼く照らす氷の隙間

妖しくゆれる後ろ姿

雪の路のはるか先に






            藍の波


  1. 2013/02/10(日) 22:47:16|
  2. | コメント:0

雪下駄

 雪下駄


下駄の歯音なつかしく

少し積もった道に出る

来た路も行く道も

街燈の灯りに隠れゆく

とんと下駄を叩いて

雪をおとしてみる

湿った音がして時が剥がれる






           藍の波


  1. 2013/02/08(金) 22:23:19|
  2. | コメント:0

雪雨

雪雨





雪に変わるのか この雨

雪となって彩どり隠し行く

傘の中にも浸みこんで

命のかけら落とし行く

今更ながらに

あなたの重さに思いやる

この雨 雪に変わるのか

この雨 雪に変わるのか





            藍の波



  1. 2013/02/06(水) 20:59:42|
  2. | コメント:0

哀  

哀  

           



オペは直ぐに終わった

医師の手に術はなく

閉じていくメスの走り跡


宣告の半年を待たないで

若いママの胸は影の様に薄く

蝋燭のように息をする


愛娘の髪に触れる事は出来るか

何が楽しかろう神の業

いのち永らえと恨みこそすれ




           藍の波



  1. 2013/02/06(水) 20:57:18|
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夜想曲

夜想曲







冷気が肌を刺す朝

襟元を掻き寄せて

心を抱きしめる


私に不似合いな夜想曲

心に沁みる清浄な涙

詩を書けるわけもなく

目を閉じて迎える朝




          藍の波
  1. 2013/02/05(火) 22:43:00|
  2. | コメント:0

ロマン

ロマン





解き明かされる神秘

計算されて明らかになる

数学と音楽と詩と

単純な数式で証明される

気の遠くなるようなロマンの果て

宇宙船は点火され視界を去る

藍と白に色分けされた球体

微かな振動が暗黒を行く





          藍の波







  1. 2013/02/05(火) 16:48:29|
  2. | コメント:0

 無






畏れは消える

心空しゅうして

無を知れば

葛藤の淵にやすむも可なり

舞う蝶はまぼろし

時を削り見えしもの





            藍の波




  1. 2013/02/03(日) 22:27:12|
  2. | コメント:0
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