鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

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オーロラの翼

オーロラの翼


背中を優しく押して

新しい年を迎えるオーロラの翼

羽を広げ天空に白い薔薇を透かし

愛に報いるために愛を謳う

愛を迎えるために静寂に舞う

孤独の魂を掬い集め

息を吹きかける そっと








        色々有難うございました。
        
        皆様、佳いお年をお迎えください。

        来年もよろしくお願い申し上げます。


              藍の波



              平成二十四年十二月三十一日
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  1. 2012/12/31(月) 18:17:02|
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オーロラ

 オーロラ


静妖そめて揺らめく

年の瀬のオーロラ

どよめきも慟哭も空しくして

時の彼方に消えてゆく

湖に広がるガラスペンのインク

無言のまま深く沁みる

年の瀬にゆれるいのちありて





             藍の波

             平成二十四年十二月三十日
  1. 2012/12/30(日) 23:18:52|
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氷柱水 

氷柱水 
              



  胸に突き刺さりしみ通る氷柱水

  血の雫となる
 
  天を仰ぐ餓鬼の祈り

  ユニコーンよ角を突き立てよ

  折れよとまでに餓鬼の胸に

  氷柱のように奥深く

  流れ出る血を清めるまで

  氷柱水が胸に沁みるまで 




                藍の波 



 
  1. 2012/12/28(金) 17:56:01|
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暮来月

  都会の隅に咲く花は

  どこから飛んで咲かせるか

  舗装の隙間のつちくれに

  優しさまぶす花の色


  紗を染めながす彩りは

  荒んだ心に沁みていく

  堕ちてみたい花におい

  おもいかさねる暮来月


  過ぎゆく時を見送って

  失った時を知らされる

  いのち刻んだ昨日まで

  ふと振り返る暮来月






             藍の波



  1. 2012/12/28(金) 17:52:54|
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雪模様

  外はゆきもよう

  そらのずっと上から

  放射状に堕ちてくる

  ひとひらの仕合せ

  息を止める小さな命

  ほそい指先にとまり

  蒼玉 肌に沁みいって

  血に透けて流れていく





             藍の波






  1. 2012/12/28(金) 17:48:26|
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人ありて   

人ありて    





人を思いやる余り

居場所の無くなる人

人のためにこころ痛め

羽を振るわせている

傷つきもだえる人

同化して負を背負う

報われるをもとめず

使わされし人ありて






         藍の波




  1. 2012/12/25(火) 01:39:48|
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冷気

 冷気





隙間なく貼りつく冷気

緩んだ心を引き締める

凍りつく言葉に息を吹く

融けるわけもなく

生まれ変われる筈もなく

皆いい人達だよ

冷気がにやり嗤った





          藍の波




   

  1. 2012/12/20(木) 09:21:05|
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断層

 断層



うかがい知れない深い海

蛇のようにうねり走る

千年の時も一瞬

幾多の涙が降り積もり

海溝を埋めていく





          藍の波





  1. 2012/12/19(水) 10:24:05|
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シンフォニー

 シンフォニー






ゆれる椅子の夢うつつ

シンフォニーを聴きながら

覚めてはまた夢に溶けていく

奥深い森を彷徨うような

湖面に足をさす立木を見るような

うろ覚えの小鳥の会話聴くような

この至高の時を誰に伝えよう

誰に伝えてみようか






              藍の波






  1. 2012/12/19(水) 10:20:46|
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終の棲家

 終の棲家








さして永くもない旅

相変わらずズタ袋一つ

失った時のかけら乾いた音

黒真珠泣きもしないで

胸の底からはじきでる


さして永くもない旅

終の棲家を訪ねて彷徨う

失った時を散りばめる

気の遠くなるような静寂

今宵は草の露と添い寝して






          藍の波

  1. 2012/12/19(水) 10:14:09|
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次の風

 次の風







風が時を連れてくる

燦めくこの一瞬

時は風のように繊細

はじけ飛んで消える

私の行方不明の時

次の風よ探してきてくれ

次の風よ連れてきてくれ




           藍の波





  1. 2012/12/19(水) 10:12:14|
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愛の詩

愛の詩




君は僕の唯一の誇り

僕が綴る愛の詩

出逢った時に恋に堕ち

失う事を恐れながら

君をうたう愛の詩

胸が痛くて抱きしめる

君の背中が折れるほど






          藍の波



  1. 2012/12/17(月) 21:36:21|
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水鏡

 水鏡





雲と風との隙間に流れれば

気高くあれと君の言う

俗性にまみれてくもりがち

とめた言葉で磨けば戻る

時の欠片を合わせる水鏡

揺れるなぶれるな騙し絵に

残り日を数える彩つけて





           藍の波



  1. 2012/12/17(月) 21:17:02|
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双子座流星群

双子座流星群







ふと漏らしたため息に

闇をかける双子座流星群

新月最中(さなか)の冬の空

想いを預ける瞬くあいだ

ふと漏らしたため息に

祈る言葉がすりぬける




           藍の波

  1. 2012/12/16(日) 00:35:26|
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白い薔薇  

白い薔薇  





あなたが涙するとき

手のひらの湖あふれ

朽ちかけた白い薔薇に堕ちる

惹かれる白い薔薇の匂い

感性を沈める深海に


あなたが涙するとき

新月はひかりを帯びる

朽ちかけた白い薔薇を愛でて

惹かれる白い薔薇の匂い

忘れかけていた美を語る人


過ぎゆく背中

来しひとの心信じて

朽ちない白い薔薇を捧ぐ

涙して匂いただよう

こころに沁みるむ白い薔薇




          藍の波






  1. 2012/12/16(日) 00:04:36|
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はぐれぐさ  

はぐれぐさ  






あなたの空に繋いだ夢は

あなたの川に解き放す

しょせん咲けない道ばたの

あなたに逢えない はぐれぐさ


残していけない口づけ花よ

綴りきれない詩のこころ

想いのたけを告げてはいても

逢うに逢えない はぐれぐさ


幾らも咲けない冷たい風に

数える時間が迫り来る

病んで見渡す小雨越し

枯れても逢えない はぐれぐさ      


あなたの空に訪ねた夢は

手探り戸惑ういろばかり

降り出す小雨に吐息する

あなたに逢えない はぐれぐさ






             藍の波


  1. 2012/12/15(土) 23:21:55|
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 詩





心象に言葉を重ね

信じて時を紡ぐ

言葉綴りに価値を問い

無力の海に流し惑う


ほかに表現の方を知らず

葛藤の時に沈もうとする

言葉に息を吹き入れ

せめて心の付箋とする



           藍の波



  1. 2012/12/14(金) 22:40:29|
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恋語り  

恋語り  





夜長に聞く恋語り

指を合わせ温もりの交差

語る傷の深さ

繕って癒しの時あれば

静寂に洩れる吐息

穏やかな時を過ごし
  
平手に温める言葉

過去の傷背負ってこそ

出逢うという今

仕合せを祈るとき




          藍の波

  1. 2012/12/14(金) 21:18:02|
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朱鷺色の雪

朱鷺色の雪









        白い羽根を射貫く


        朱鷺色に染まる雪原


        呼ぶ声が沼を裂く


        一晩中啼いたゆきあらし


        朱鷺色の雪が闇を舞う






                   藍の波





  1. 2012/12/13(木) 01:15:32|
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 空





息を吐きながら思った

この簡単で難しい作業


週末には友と逢おう

一杯飲めば嗤える

生きるとはそんな事だと





          藍の波




  1. 2012/12/09(日) 23:54:11|
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白い風船

  哀しみを分けて下さい

  秤が動かなくても

  ほんの少しでも

  きみが楽になるように

  こころのノロを吐き出して

  内側に沈むきみの重さを

  外に出して軽くなればいい


  背中の翼が壊れたら

  白い風船結びましょう




              藍の波


  1. 2012/12/09(日) 23:34:20|
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時の流れ

  時が流れる 雲と流れる

  花の群れ 季節をわたる

  ひと花さり ふた花きて

  哀しみの狭間 砂時計に結ぶ

  人の世の想い 指を握りしめ

  再びの逢瀬を誓う沈黙

 
  1. 2012/12/09(日) 15:59:13|
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こころ

こころ





  取り出して眺めてみる

  生きてきた証の濁り具合

  刻まれた傷跡

  癒された彩り

  青空の潔さ

  雲のような意思

  雨のような感情

  風のような繊細さが欲しい





                藍の波
  1. 2012/12/06(木) 02:50:56|
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半夢

半夢




微睡んでいたのか

夢と現を行き来して

意味を問うていた

霧の中の小径

切れ切れの時を繋ぐ

言葉の重さを問う

來し時に投げかけて




         藍の波


  1. 2012/12/04(火) 18:14:10|
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歳を経て

  永いと言えば永い

  短いと思えば短い

  またたきの一瞬

  幾たびの季節

  幾たびの出会い

  巡り歳を経て

  ことばも忘れた

  ひたすら耐えたとき

  もう人の心に入れない

  消せない足跡

  重ならない時間

  どちらかにずれていたら

  それからの季節の移ろい

  違った景色を見てる





             藍の波






  1. 2012/12/04(火) 06:03:31|
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大道芸人 

大道芸人 




  額の汗が飛ぶ

  パイプを横にして上に乗る

  転がしながら立ち上がる

  片手で逆立ちしたり

  剣を幾つも操って

  投げ上げ交差する

  鍛え抜かれた筋肉とバランス

  演技の後の清々しさ

  にっこり笑って頭を下げる

  帽子を取って観客に回す

  拍手とカンパで帽子が埋まる

  若い大道芸人の歯が見える






               藍の波



  1. 2012/12/04(火) 05:46:40|
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チェロ

 チェロ





寒い背中を覆って欲しい

あなたの朱のコートで
 
血のなかまで染めきって

熱い吐息で満たして


寒い背中で確かめる

地吹雪のやまぬ鼓動

抱きしめられてかなでる





            藍の波

  1. 2012/12/02(日) 08:57:17|
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雪嵐

雪嵐






森の奥の小さな命

うろの中で丸まっているか

穴の奥で息をひそめているか

草を敷き詰めて寝りにつけたか


吹きすさぶ雪嵐

吠えまくり 悪態をつき

雪を巻いて駆けまわる





           藍の波
  1. 2012/12/02(日) 04:57:11|
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