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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

雪想い

  雪の降る日に待つ人の

  心に残した想いが融ける

  透ける肌に映して止める

  問わず語りの恋ばなし

  風花みたいにやってきて

  ふわり消えたおもいびと


  想いが融けてまた凍る

  氷細工の雪鳥が

  つばさ広げる音がする

  閉じこめ隠す雪想い

  雪なり横風まう雪よ

  胸いとさわぐ もがり笛


  
    阜可 忠

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  1. 2010/11/30(火) 17:32:51|
  2. 出逢いの時
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雪しのぶ

  軒に忘れた吊りしのぶ

  誰に想いをいずる声

  ほそい一本の音のいと

  雪を裂いて消えるいと


  雪風揺らす雪しのぶ

  こえを忘れて軒につく

  鈴振るこえの人を待つ

  雪に絡める想い待つ




     阜可 忠     ☆雪のイメージを捉えたいと思い
               綴り続けています。

  1. 2010/11/27(土) 07:47:06|
  2. 出逢いの時
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雪ぴあす

  黒いセータの脹らみを滑る

  きらりひかりの軌跡

  雪の野にはらりと堕ちて

  雪に埋もれてゆく想い

  指先に息を吹きかけ雪を弾く

  あかくしばれる指先を逃れ

  雪の下に芽吹く花たちに

  春まで想いあずけて




            阜可 忠
                  ☆雪をテーマに暫く綴って参ります。
                   お読み下されば幸いです。

  1. 2010/11/26(金) 09:26:04|
  2. 出逢いの時
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雪哀

  昼でもない

  夕暮れでもない

  こんな灰色の時間

  たまらなく気持ちを塞ぐ

  ながいこと積み込んだ時間

  嗤いながら崩れていく

  雪原の太陽は

  ぼうとして頼りなく

  迷い込んだ雄羊

  背中に積もる哀雪

  1. 2010/11/25(木) 15:55:18|
  2. 出逢いの時
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雪浄

  雪の降りた夜

  澄んだ空気の軋み音

  心の奥まで濾過をする

  なお降り積もる雪浄


  木立の雪堕ち

  飛び回る妖精達

  この雪道の先

  みどりの屋根の赤い窓

  咳きをする少女を思いやる

  白い薔薇を片手の妖精

  ガラスをコンコン叩いてる


                 阜可 忠

           雪のイメージをどのくらい表現できるか、実験しています。
           飽きずにお付き合い下されば仕合せです。

  1. 2010/11/24(水) 10:40:42|
  2. 出逢いの時
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雪まくら      #880

  雨が小雪に変わり

  紅葉を閉じこめる雪まくら

  ななかまどの実の群れ

  帽子をつけて

  お髭をつけて

  サンタの子供達

  このまちのこの人の

  あのまちのあの人の

  はぐれた夢を慰める




               阜可 忠

  1. 2010/11/23(火) 08:09:33|
  2. 出逢いの時
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雪なみ

  窓の外は雪なみ

  椅子はゆったり揺れて

  珈琲に想いを溶かす

  過ぎ去った時を切り取れば

  遠い秘ががゆれている

  雪なみがぼうとして

  白い灯台を隠しても

  隠せないものが押し寄せる

  おもむろに立ち上がり

  雪なみをみつめる

  微かに残る口紅ゆれて




      阜可 忠

  1. 2010/11/22(月) 23:50:29|
  2. 出逢いの時
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雪のひと

  雪に影を映している

  青い夜は雪の灯り

  深い静寂に身を潜ませて

  堕ちてくる雪の音

  ピアノの音を重ねて

  冷たき平手あわせて

  仕合せを運び来る

  雪に影を墜として

  ひとしきり雪に埋もれて





        阜可 忠

  1. 2010/11/21(日) 20:24:16|
  2. 出逢いの時
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雪もよう

  外はゆきもよう

  そらのずっと上から

  放射状に堕ちてくる

  ひとひらの仕合せ

  息を止める小さな命

  ほそい指先にとまり

  蒼玉 肌に沁みいって

  血に透けて流れていく





       阜可 忠

  1. 2010/11/21(日) 19:03:21|
  2. 出逢いの時
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雪ほたる

  漆の川にとめられて

  季節忘れた雪ほたる

  金箔点す隠れ火に

  恋にはぐれた雪ほたる

  漆の川にとめられて

 



       阜可 忠

 

  1. 2010/11/20(土) 08:34:20|
  2. 出逢いの時
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雪ことば      #875

  氷の花が咲いた

  紅葉落ち葉の凍り花

  今朝の寒さにとめられて


  お部屋のまどの霜のあと

  ひかりを連れて滑り来る

  北のみずうみ目覚めたか

  ゆっくり羽ばたく雪鳥よ

  融けで詩となる

  あなたの吐息か 雪ことば




       阜可 忠

  1. 2010/11/20(土) 07:58:37|
  2. 出逢いの時
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ココア

  ココアを入れて

  甘い言葉の一つも言ってみる

  取り敢ず済まないと言ってみる

  私が此所にいることを

  あなたは知っている

  自分の内なるわたし

  わたしの内なる自分









  休んでいる間に励ましの言葉を頂き、有難うございます。

  心身ともにリフレッシュし戻ることが出来ました。

  これからも宜しくお願い申し揚げます。

                       阜可 忠

  1. 2010/11/19(金) 22:04:55|
  2. 出逢いの時
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お知らせ

いつも、たわいもない詩を応援していただき有り難うございます

ブログ開設以来、1年と7ヶ月、皆様の励ましで此所までこれました。

本当に有り難うございます。

誠に申し訳ありませんが、一休みさせていただきたいと思います。

はやい復帰を考えておりますが、その時は宜しくお願いいたします。

ブログ閉鎖ではありません。為念。

  1. 2010/11/08(月) 09:51:12|
  2. 出逢いの時
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白い薔薇

白い薔薇  





 あなたが涙するとき

  手のひらの湖あふれ

  朽ちかけた白い薔薇に堕ちる

  惹かれる白い薔薇の匂い

  感性を沈める深海に


  あなたが涙するとき

  新月はひかりを帯びる

  朽ちかけた白い薔薇を愛でて

  惹かれる白い薔薇の匂い

  忘れかけていた美を語る人


  過ぎゆく背中

  来しひとの心信じて

  朽ちかけた白い薔薇を捧ぐ

  涙して匂いを告げる

  生き続ける白い薔薇


hukatadashi

  1. 2010/11/06(土) 20:19:16|
  2. 出逢いの時
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渡り鳥

  渡り鳥が蒼空を行く

  隊列を組んで蒼空を行く

  過去を捨てに行くのか

  夢をはみにゆくのか

  声が哀しく啼き渡る


  渡り鳥が蒼空を行く
 
  朝のひかりを織込んで

  張り詰めた空気を震わせる

  あの雪山を越えて

  点になり蒼空に消えていく

  1. 2010/11/05(金) 09:21:35|
  2. 出逢いの時
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忘れえぬ言葉

 忘れえぬ言葉 









忘れえぬ言葉がある

  小学校の恩師の言葉

  恋とは互いに滅びる覚悟

  滅びても良いという想い

  全く解らない坊主頭

  何故かその言葉が離れない


  数十年の後知った

  先生の秘めた恋

  同僚先生と恋に堕ちて

  続いていた許されぬ恋

  この歳になって解る

  あの言葉の重さ

  1. 2010/11/05(金) 09:02:55|
  2. 出逢いの時
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恋語り    #870

恋語り  





夜長に聞く恋語り

指を合わせ温もりの交差

語る傷の深さ

繕って癒しの時

静寂に洩れる吐息

穏やかな時を過ごし
  
平手に温める言葉

過去の傷背負ってこそ

出逢うという今

仕合せを祈り聞いている

  1. 2010/11/04(木) 08:29:05|
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ひかりの朝

  朝が来た  

  まっさらな朝が来た

  ひかり一杯に包まれて

  秋薔薇に降り注ぐ

  空気の粒が燦めいて


  朝が来た

  信じてみたい朝が来た
 
  口を開いてのみこんだ

  謙虚な気持がよみがえる
 
  柔らかい言葉が飛び回る

  パジャマを着替えて街に出る


  朝が来た

  永い夜を彷徨って

  悲鳴を上げた永い夜

  朝が来るから耐えられる

  ひかりの糸が紡ぐ秋の朝

  1. 2010/11/03(水) 10:03:36|
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化粧

  地下鉄に乗ってきた人

  無造作にゴムで束ねた髪

  すずしいまなざし


  座るなりお顔のチェック

  睫毛を念入りに染め

  はなのしたを小指でかいて

  口を開いて前歯と奥歯

  くちびるに帯びひいて

  最後に卵形の似合う眼鏡

  眼鏡があれば化粧は要らない

  1. 2010/11/02(火) 17:18:14|
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晩秋の向日葵

  季節にはぐれた向日葵

  化粧に数枚のはなびら

  ほそい手足

  季節にはぐれて咲いている

  コスモスが風に揺れる

  ぎこちなく向日葵が揺れる


  そんな公園を繋ぐ橋の向こう

  鉄塔が立ち上がる蒼空

  1. 2010/11/02(火) 15:48:57|
  2. 出逢いの時
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晩秋の朝

  晩秋の朝の目覚め

  肩に忍び込む冷気

  温みを抱え離さず

  今朝はうじうじとして

  布団を引き上げる

  この朝のひととき

  ささやかな仕合せ

  朝の匂いのグラーデション

  身にまとっていく愉しみ

  1. 2010/11/02(火) 07:04:48|
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北の地に      #865

北の地に  






北の地に風は届くか

  柔らかい風をおくる

  小雪混じりの朝が来たら

  はらはらと はらはらと

  白い天使たちの翼

  指先にとまって想いを告げる

  はらはらと はらはらと

  ことの葉は小雪交じり

  音もなく寄り添わせて

  1. 2010/11/01(月) 05:30:59|
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晩秋雷

  11月最初の夜明け前

  雷鳴は薄い夢を割る

  ささやかな眠りも許さず

  夢の断片を吹き上げる

  繋がらない欠片

  探しようのない矛盾

  幻想も現実も混沌として

  攪拌されて

  廃墟となるか

  哀しむ人の涙となるか

  1. 2010/11/01(月) 05:11:57|
  2. 出逢いの時
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11月

  十一月のお月様

  もう泣かないでと言っている

  蒼いお月様何処に行ったの

  少女のようにあなたは泣いて
  
  もう少しで涸れそうな涙が

  雲をひいて堕ちてくる

  蒼い光が射してくる

  蒼いお月様見えてくる

  あなたの姿も見えてくる

  どちらがかけても見えませぬ

  華奢な肩に夜も更ける

  1. 2010/11/01(月) 00:09:26|
  2. 出逢いの時
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