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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

ピアノ

  音が薄羽つける

  あなたがおどる

  白い階段を弾いてる

  楽譜に練習の記憶

  注いだ時間隠して

  あなたはおどる

  あなたの音が忍び込む

  未知の世界に酔いしれる

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  1. 2010/10/31(日) 08:17:15|
  2. 出逢いの時
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妖精の羽音

  頬杖ついて薄目で見る

  窓ガラスに雨の航跡

  重なり堕ちて行く

  微睡み誘われる想いして

  消えて行く雨の音


  幻想と現実の行き来

  扉叩く声の気配

  落ち葉踏む人の吐息

  紅葉の沢道に迷い

  人の声の有り難き


  頬杖はずれて驚いて見る

  窓ガラスに雨の航跡

  横に走り宙を堕ちる

  十月の末の秋

  妖精の羽音残して

  1. 2010/10/30(土) 18:35:02|
  2. 出逢いの時
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断     #860

  ふと断ち切りたくなる

  自ずからまとうしがらみ

  ありもしない真理

  伝わらぬもどかしさ

  仮面舞踏会

  ふと断ち切りたくなる
  
  命のほそい糸
 
  オセロを全て裏返して

  1. 2010/10/30(土) 11:02:15|
  2. 出逢いの時
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日本橋まで

  雨の日と雨の日の間

  自信なさげに日の光

  鉛を薄く透かしてる


  心で濾過して街に出る

  妹のところに立ち寄って

  頂いた柿をお裾分け

  柿好きの笑顔が見えてくる


  明日はまた雨

  今日だけの晴れ日

  隅田川を越えようか

  日本橋まで出かけよう

  気分片手に歩こうか

  1. 2010/10/29(金) 10:49:01|
  2. 出逢いの時
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冷たい雨

  冬のような雨が降る

  ほてった身体に降り注ぐ

  加熱した脳に沁みてくる

  わたしの癌に落ちてくる

  晩秋に冷た過ぎる雨


  わたしの中の分身

  雲を呼ぶな

  嵐を呼ぶな

  冷たい雨を手に受けて

  少しだけ時計を戻す


  ページに忘れていた

  古い写真が目を覚ます

  ガラスに映る遠い恋

  モノクロの涙
  
  冷たい雨が降る廃墟に

  1. 2010/10/29(金) 05:47:40|
  2. 出逢いの時
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淡雪

  抱きしめたい

  いきをとめて

  あわゆき

  紅葉をそめる


  抱きしめたい

  はぐれ時間

  雪しずく残り柿

  

  1. 2010/10/28(木) 06:48:55|
  2. 出逢いの時
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  柿を食らう

  おまえの故郷を思う

  おまえが育ち

  柿色に甘さ秘めるまで

  陽光と風と雨

  温もりの色まとい

  ためらう眩しさ


  柿を食らう

  こんなにも優しく

  こんなにも穏やかに

  おまえの温もり色

  肌を滑る器用なナイフ

  懐かしさが込み上げてくる

  離れていく遠くへ



             ☆大きな甘い柿を贈っていただきました。
              大好物に感謝して。

  1. 2010/10/28(木) 03:29:06|
  2. 出逢いの時
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十月桜      #855

  十月桜が咲いた

  晩秋の風わたり

  揺らめいている

  ここにいます

  囁くように咲く花

  あなたが教えてくれた

  初めて知ったその花

  初恋の人の趣に似て

  心に沁みてくる

  この花を愛しむあなた

  はなを数えて胸に仕舞う

  匂う風にこころやる

  そんな静かなひととき



        

  1. 2010/10/27(水) 10:27:39|
  2. 出逢いの時
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流れる

  時が流れる

  雲と流れる

  花の群れ

  季節をわたる

  ひと花さり

  ふた花きて

  哀しみの狭間

  砂時計に結ぶ

  人の世の想い

  指を握りしめ

  逢瀬を誓う沈黙

  とき巡り来て
  
  流れるのは涙か

  1. 2010/10/26(火) 11:19:51|
  2. 出逢いの時
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プライド

  街で見かけたあなた

  苦しみと哀しみの中

  気丈に歩いていた

  幼い命の手を引いて

  守り抜いたプライド


  こころの傷の深さ

  身体の傷が未だ痛む

  癒えない傷を抱えて

  あなたは歩いている

  気丈に街を歩いている


  街で見かけたあなた

  健気に気丈に歩いている

  美しい声が聞こえてくる

  哀しいほど嬉しい声

  あなたのプライドが見えている

  1. 2010/10/26(火) 00:15:13|
  2. 出逢いの時
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長い足

  歌う少女達の長い足

  踊る少女達の長い足

  絡みあいそうな長い足

  結べそうな長い足

  1. 2010/10/25(月) 02:42:13|
  2. 出逢いの時
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冷えた指

  コートのポケット

  冷えた指先を忍ばせてくる

  こころが燃えているから

  手が冷たいのと言いながら

  指を絡ませてくる

  冷たく柔らかい指に触れて

  ピアノの様に弾いてみる

  忘れられない夜の始まり

  永遠に続く予感がした

  1. 2010/10/24(日) 19:22:10|
  2. 出逢いの時
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歳を経て         #850

  永いと言えば永い

  短いと思えば短い

  またたきの一瞬

  幾たびの季節

  幾たびの出会い

  巡り歳を経て

  ことばも忘れた

  ひたすら耐えたとき

  もう人の心に入れない

  消せない足跡

  重ならない時間

  どちらかにずれていたら

  それからの季節の移ろい

  違った景色を見てる

  見ているだろうか

  1. 2010/10/24(日) 18:46:10|
  2. 出逢いの時
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仕合せの海

  仕合せ半分グラスにそそぐ

  仕合せ半分あなたに分ける

  あなたが仕合せ育てたら

  半分だけグラスに戻して欲しい

  二つの仕合せ合わせたら

  二つが四つ 四つが八つ

  この世に仕合せ充ちるとき

  セールに風をはらませて

  仕合せの海を旅したい

  仕合せ 仕合せ

  仕合せ半分グラスにそそぐ

  充ちてくる仕合せが

  1. 2010/10/24(日) 01:49:47|
  2. 出逢いの時
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あなたは風

  あなたが島なら

  わたしは海

  わたしが島なら

  あなたは海

  あなたが蒼空なら

  わたしは雲

  わたしが蒼空なら

  あなたは雲


  いいえ あなたは蒼空の風

  わたしの髪を愛撫する

  わたしの心を揺する風

  この街を離れられない

  窓辺であなたの風を待つの

  あなたが風なら

  わたしは窓辺の少女

  飛んでいけない小鳥なの

  1. 2010/10/23(土) 14:26:12|
  2. 出逢いの時
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晩秋の花

  風が冷たい晩秋に

  やっと咲いた花がある

  ひかりを透かしてみる花は

  ススキの穂さえ染め上げる

  おまえいろに染め上げる

  おれのすきなあかね色

  としつき経っても褪せもせず

  はなびらに憩う露乗せて

  虹を引いてこころに滑る

  おまえいろの晩秋に

  ときよ暫くとどまれと

  1. 2010/10/23(土) 08:03:36|
  2. 出逢いの時
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はぐれぐさ

はぐれぐさ  






あなたの空に繋いだ夢は

あなたの川に解き放す

しょせん咲けない道ばたの

あなたに逢えない はぐれぐさ


残していけない口づけ花よ

綴りきれない詩のこころ

想いのたけを告げてはいても

逢うに逢えない はぐれぐさ


幾らも咲けない冷たい風に

数える時間が迫り来る

病んで見渡す小雨越し

枯れても逢えない はぐれぐさ


あなたの空に訪ねた夢は

手探り戸惑ういろばかり

降り出す小雨に吐息する

あなたに逢えない はぐれぐさ

  1. 2010/10/22(金) 20:27:45|
  2. 出逢いの時
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みずひきの花       #845

  朱い小さなみずひきの花

  風に揺れて風に咲く

  揺らされ揺れて想いを咲かす
  
  匂い残さずひっそりと


  想いの深さに耐えてきて

  あなたを祝って結ぶもの
  
  なまえを消しては書いて

  今は迷わずここに咲く


  祝うことばに祈ると書いて

  想いを隠すこぼれぬように

  松園の美人画の線に似る

  あなた祝って結ぶもの





            ☆体調を見ながら詩作して参りたいと思います。
             沢山のお見舞いのお言葉有り難うございます。
             この場で御礼申し上げます。
             暫くの間ブログ訪問、コメント、リコメなど、
             滞ると思います。ご理解いただきたくお願いいたします。

                            阜可 忠

  1. 2010/10/22(金) 07:47:24|
  2. 出逢いの時
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短歌四首

たいちょうをくずしてやすむときありて

みまいのとものことばやさしき




おとずれるひとのこころのあたたかさ

ともかくいきよわれにめいじて





どうくつのさきのあかりのありがたき

きらりゆれてはなみにただよう






うらみごというてとどかぬたかいそら

くもはかなたにながれゆくもの
      

     


              ☆ご心配おかけいたしました。
               おかげさまでもう少しでにちじょうにもどれそうです。
               短歌四首(短歌のようなもの)お礼のことばに代えまして。
               有り難うございます。
     

  1. 2010/10/19(火) 18:53:48|
  2. 出逢いの時
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お知らせ

何時も有り難うございます。

申し訳ありませんが、
体調が悪いため休ませていただきます。
体調が戻り次第復帰したいと思います。

宜しくお願いいたします。

  1. 2010/10/17(日) 13:41:25|
  2. 出逢いの時
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仕合せを

  詫びて追いつかない

  こころの高ぶりがずれて

  さよならを言った人

  精神的な幼稚さを

  待つと言ってくれた人


  寄れなかったこころ

  京都に帰ります

  これから新幹線

  見送りを断る電話の声


  正月の新幹線

  隣り合わせの出会った人

  詫びては祈る

  遠い人の仕合せを

  1. 2010/10/17(日) 09:26:58|
  2. 出逢いの時
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匂いぶくろ

  これにするわ

  古都の匂いぶくろ

  かおりに顔よせて

  香りを指でみちびく

  愛おしみさりげなく

  小紋の帯び間にいれて

  板塀の石畳を歩く

  何処にいずるこの小径

  残り香こぼれる

  秋の日に匂う陽炎

  1. 2010/10/16(土) 12:08:54|
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明日に咲く花   #840

  明日に咲く花

  いろをかたく握りしめ

  不確実な明日を待つきみ


  壊れかけた時計

  進むときに止まり

  止まって欲しいときに速く


  明日に咲く花

  愛おしい娘のように

  日常の中に明日を見るきみ


  明日に咲く花

  いろをかたく握りしめ

  確かなときをむかえるきみ

  1. 2010/10/16(土) 00:12:45|
  2. 出逢いの時
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秋色の譜面

  遙か遠くの地

  きみは仕合せでいてか

  秋風はこんなに清々しく

  九州の大地から吹いてくる

  東京の蒼空に吹き迷う


  遙か遠いときを旅して

  重ね来る紅葉の道

  奥入瀬に残る足音

  秋色の譜面

  時間という名の交響曲


  コーヒに頬杖ついて

  遙か遠くの地

  きみは仕合せでいてか

  1. 2010/10/15(金) 06:01:46|
  2. 出逢いの時
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夢から覚めて

夢から覚めて



  吹っ切れた朝がやってくる

  いけねえよ おまえさん

  そりゃいけねえよ

  友が演じる座頭市

  見すぎた夢を切り捨てる


  さめてみればただの夢

  遠い過去に追いやって

  丈にあった夢を呼ぶ

  吹っ切れた朝がやってくる

  1. 2010/10/15(金) 04:22:24|
  2. 出逢いの時
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くりひろい

  いがいがいがいが

  いがだらけ

  おちてはずんでころげでる

  とんがりあたまででんぐりかえし

  まるまる太ってわらってる

  くりむしのろっとうごきだす

  うすびがもれるくりばやし

  いがいがいがいが

  いがだらけ

  あきのかぜがのぞいてく






             ☆10月14日、妹夫婦に誘われて、
              クリの名産地、茨城県へ出かけました。
              普通電車で、秋の風を感じて。

  1. 2010/10/15(金) 03:29:06|
  2. 出逢いの時
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一過一来

  昨夜の嵐は何処に

  傷みは少し残っている

  ほねの芯は折れてない

  脳の打撃は少しだけ


  何となく夜が来て

  何となく雨が落ちて

  何となく目が覚める

  夜明けまでの数時間


  当たり前という日常

  書き留められない日々に

  気づかなかった事象

  築かれている人生


  孤独は演じてはいけない

  苦しいときの友のひと言

  日常をさりげなく

  あなたの言葉あればこそ

  1. 2010/10/14(木) 04:44:44|
  2. 出逢いの時
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お詫びをあなたに     #835

  有り難うの数以上にお詫びを

  リコメも訪問も出来ず

  じぶんのふがいなさ

  待っていて下さる方に

  沢山のお詫びを

  制御できない感情を書きなぐる

  これが詩だろうか

  だろう筈もなく

  有り難うの数以上にお詫びを

  何十倍のお詫びをあなたに

  立ち上がる決意を添えて

  1. 2010/10/13(水) 21:44:47|
  2. 出逢いの時
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劣等感

  人の才能を感じるとき

  羨んではいない

  ただ落ち込んでいる

  無性に凹んでいる

  やりきれない

  行き場がない

  きみなら解るはず

  甘ったれるなと鉄拳を

  1. 2010/10/13(水) 21:28:46|
  2. 出逢いの時
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迷い

  迷っている

  萎えている

  生き長らえた命

  詩を綴ること

  それが一体どうした

  どんな価値がある

  きみは飲んで絡む

  結論のでない投げかけ

  四面楚歌は怖くない

  柔なこころは持ってない、が

  迷っている

  萎えている

  続けられるのは

  あなたの言葉あればこそ

  あなたのその一言が

  1. 2010/10/13(水) 21:05:41|
  2. 出逢いの時
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