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鏡に映して・分水嶺に咲く花

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(阜可 忠:藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

ひとりさくらに    

  三月も最後の日
 
  春の足踏みもどかしく
 
  待ちわびる花の盛り
 
  花見の宴の葛藤よ
 
  胸痛めるひとりさくら
 
  昨年もその前の年も
 
  其れよりもっと前の年から
 
  心のざわめくひとりさくら
 
  しらばこそふたりさくらの花の綾
 
  今日こそは心断ち切って
 
  上野の山に観るさくら
 
  三月の後ろ姿のはなむけに
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  1. 2010/03/31(水) 09:36:23|
  2. 出逢いの時
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波間に揺れて #575

  波の重なる音が光を返す
 
  風紋に愛の残渣か幻か
 
  貴女は流木に腰掛けて
 
  波間の時を見つめてる
 
 
  波を漂う時のながれ
 
  思えば越えてきた風の記憶
 
  手探りでもがいたとき
 
  止まり木に届く波の音
 
  
  本当の生きるを求め
 
  心に溢れる言葉を綴り
 
  夕の海に届けと祈る
 
  波の音は果てなく
 
 
  波の重なる音を聴きながら
 
  故郷のことばあふれて
 
  想いを託す止まり木に
 
  波よ伝えよふるさとの歌
 
 
                  ☆ブログ友人のココナッツ様のリクエストにより綴りました。
                    果たしてお気に召されますかどうか。
 
 
  1. 2010/03/30(火) 11:40:37|
  2. 出逢いの時
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時は溢れて

  窓から斜めの光
 
  微かな外の音探り
 
  空気の軋みに背を丸める
 
  世に春が充ちてくる
 
  好奇心を誘い出す
 
  感性に触れる時は溢れて
 
  津浪のように迫り来る
 
 
  旧い庭園の心の池に鴨が啼く
 
  はなびら分けて泳ぎ来る
 
  波紋を重ねる小雨の中
 
  巡り歩いて小径を行けば
 
  君が休む四阿の
 
  笑い声は気のせいか
 
  ひっそりと今は人もなく
 
 
  1. 2010/03/29(月) 09:50:57|
  2. 出逢いの時
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アメフラシ

  海に続く花の径
 
  小雨にかすむ春の海
 
  磯の岩の潮だまり
 
  金髪に帽子のリボンがゆれて
 
  白い指で押すアメフラシ
 
  紫糸を吐き出して
 
  少女の指を染めて行く
 
  慌てて放すアメフラシ
 
  記憶の中に沁みていく
 
 
  1. 2010/03/28(日) 21:01:37|
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言葉少なに

  言葉少なに愛を詠む
 
  白樺の林を抜けてくる
 
  風は少し冷たくて
 
  愛の言葉も凍えそう
 
 
  言葉少なに愛を語るのは
 
  ガラス窓を叩く春の風
 
  ドアを開けて誘い入れ
 
  絡める指の暖かさ
 
 
  言葉少なにささやいて
 
  モカの香り留め置いて
 
  春の風に寄り添って
 
  明日の空に誘い合う
 
 
  言葉少なに身をあずけ
 
  眼鏡の奥の桜花
 
  優しく髪を手梳かれて
 
  空の向こうにsoraをみる
 
 
                 ☆この詩はブログ友人のsora様の依頼により綴ってみました。
                  
  1. 2010/03/27(土) 20:55:18|
  2. 出逢いの時
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旧交 

  夜来の冷たい雨が去る
 
  何時もと違ういつもの蒼空だ
 
  伸ばせば届く花の蒼空
 
 
  夕べの電話は旧い友
 
  迷った末の出席に
 
  今宵の酒は沁みるだろう
 
  四十年ぶりの再会は
 
  どの名前も懐かしく
 
  若いまんまで蘇る
 
  彼はどうしたと尋ねれば
 
  昨年ガンで身罷った
 
  言葉が虚にこだまする
 
  今宵集う旧友に
 
  行けるうちに逢っておこう
 
  長い年月に変わるや友よ
 
 
  親交新たにあたたまる
 
  何時もと違ういつもの蒼空だ
 
 
  1. 2010/03/26(金) 09:30:31|
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夢占い #570

  見た夢の細部まで話して
 
  占って欲しいと指を組む
 
 
  花の頃ならひざまくら
 
  うとうと過ぎるうたた寝に
 
  時よとまれと君がいう
 
  時をとめてと君がいう
 
  香貫山にならべたこころ
 
  花で結んで一つにしても
 
  乱れた風に紛れしか
 
 
  見た夢をときあかす
 
  うらなう恋のゆくところ
  1. 2010/03/25(木) 23:27:52|
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