鏡に映して

いつも、お読みいただき有難うございます。目を閉じて見えるもの。著作権は私(藍の波及び芦野往人)にあります。掲載内容の変更、および全容の削除などをご了承なく行うことがあります。ご了解をお願いいたします。

ラブバラード聴きながら

ラブバラード聴きながら











あなたの歌声を聴きながら

遠い昔に想いを重ねる

波打ち刻む心の揺らぎ

初春花の頃は郊外庭園の梅の下

頬を撫ぜ来るのは誰の吐息か

此の時間に置き換えられるものは無し


あなたの歌声を聴きながら

過ぎた時間に想いを馳せる

波打ち妖しく心の揺らぎ

夏の日は材木座海岸にむつみ

重ねたくちびるは波間の夜か

此の時間に置き換えられるものは無し


あなたの歌声を聴いていると

遥か昔がよみがえる

奥入瀬を流れてゆく秋の日を

広葉樹の秋色にそまり

そぞろ歩いた渓流沿いの深い道

此の時間に置き換えられるときは無し


あなたの歌声にありがとう

いつだったか聞いた事のある

小さな冬の部屋で灯りを消して

ワインをかたむけたクリスマス

ジャズにこころあわせたひと時

あの時間とあの人に換わる事は無し






藍の波

平成三十年七月十九日
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  1. 2018/07/19(木) 12:26:51|
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夏の日

夏の日









葉の先をチリチリさせて

薔薇は夏の日を辛いと言う

水を待ち焦がれていたのだ

鉢たっぷりに水を与えると

葉脈が真っ直ぐになる

夏花の小さな固い蕾も


元気に手を広げるのはつる薔薇

エンジェルはアーチを登り切り

蒼空のあちこちに花火を弾いている       









藍の波

平成三十年七月十五日
  1. 2018/07/15(日) 09:13:22|
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さざ波

さざ波









欄干に寄りかかり 頬づえついて

川風にこころを落してみれば

千のさざ波にひかりが跳ねる

あの思いこの想い 重ねた水辺

とうの昔に冬鳥は帰り去り 

語ってくれる人も今は無し

あなたが諳んじた智恵子抄

波の背中にきらりとひかるだけ




藍の波

平成三十年七月十三日
  1. 2018/07/13(金) 23:50:39|
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夏揚羽

夏揚羽











仕合わせと書いた紙を貼り付けた

少し幸福を手に入れた

仕合わせ色を探して壁に塗ってみた

薄いピンクを塗ってみた

仕合わせになれそうな気がした

蒼空に雲を描き入れる

相応の仕合わせが直ぐに来て

揚羽が柿の葉っぱを透けてきた





藍の波

平成三十年七月十二日
  1. 2018/07/12(木) 11:36:20|
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愛憎

愛憎









憎んで恨み事するよりは

責めてせめて自分を責めて

痛む胸を抱える方がいい

憎む心の醜さ知れば

過ぎた月日も無駄になるまい

細い糸をつないだままに

やせ我慢するも男の一興





藍の波

平成三十年七月十一日
  1. 2018/07/11(水) 21:51:07|
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